【今、注目の“イタロ・ジャポネーゼ”靴職人】4人の靴職人

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今、注目の“イタロ・ジャポネーゼ”靴職人

フィレンツェ、ローマ、そして日本各地で続々と台頭するイタリア仕込みの靴職人。なかでも本誌が注目する気鋭をご紹介しよう。その美しさに刮目せよ!

IL QUADRIFOGLIO(イル クアドリフォリオ)/久内 淳史

イル クアドリフォリオ

フィレンツェの芸術性を体現する自由さと華やぎ

久内 淳史

ロベルト・ウゴリーニに師事し、2012年に帰国。当時から注目の新星として注目を浴びていた久内氏は、今や新世代のエースといえるまでに成長を遂げた。フィレンツェの気風を体現する、際立った芸術性が魅力である。トウからウエストにかけての流麗なライン、凝ったディテールが生むさりげないデザイン性、個性的な革を自在に使いこなすセンス。それらが結実した一足は、実に自由で華やかだ。オーダーは新神戸駅前のアトリエで常時受け付けるほか(https://www.quadrifoglio-kobe.comにて要アポイント)、東京のショップ「シャロン」で定期的にトランクショーも開催している。ビスポーク価格38万5000円〜


ORMA(オルマ)/島本 亘

オルマ

世界一に輝いた圧倒的な造形美

島本 亘

イル ミーチョの深谷秀隆氏のもとで10年間にわたって技を磨き、満を持して帰国したのが2019年。現在は西鎌倉に工房を構える島本氏。昨年にはロンドンで開催されたWorld Championship in Shoemaking 2022で世界一に輝いた。ダイナミックかつ繊細なシェイプ、妖艶なまでの造形美を放つ佇まいは、これぞビスポーク!という圧倒的な存在感を放つ。複雑なラインを描くヴァンプやサイドエラスティック部分など細部まで独創性が際立っているのも印象的だ。オーダーはHP(https://www.orma-shoemaker.com)にて要アポイント。ビスポーク価格50万円〜


LA RIFICOLONA(ラ ・リフィコローナ)/中田 吐夢・中田 真弓

ラ ・リフィコローナ

固定観念にとらわれないワイドレンジも魅力

固定観念にとらわれないワイドレンジ

夫婦でフィレンツェに渡り、老舗マンニーナに職人として勤務。2016年に徳島で自らの靴作りを始め、2020年に神戸でアトリエを構えた。ややボリュームをもたせたラウンドトウシューズは、朴訥とした昔ながらのフィレンツェ靴を思わせる佇まい。今見ると、これが実に新鮮だ。マッケイのパターンオーダーからフルハンドのノルウィージャンまで、非常に多彩なメニューを用意しているのも特徴。このワイドレンジもマンニーナに影響を受けたものだそう。オーダーはHP(https://www.larificolona.com)かインスタグラム@la_rificolonaのDMにて要アポイント。ビスポーク価格27万5000円〜


BARBAROLE(バルバローレ)/高宮 遼

バルバローレ

洒脱な抜け感を醸す、気負わない仕立て靴

気負わない仕立て靴

2019年に神奈川で自身のブランドをスタートさせた高宮氏は、ロベルト・ウゴリーニで3年間の修業経験をもつ。底付けだけでなく、木型作りについてもウゴリーニ氏から手ほどきを受けたそうだ。緊張感の高い靴よりも、どこか隙のある表情に惹かれるという高宮氏。4アイレットのチャッカブーツも、やや幅広に設計されたスクエアトウが流麗なフォルムに素朴な表情を添えている。クラシックスタイルもカジュアル傾向が強まる今、日常で楽しむビスポークシューズとして重宝しそうだ。オーダー時はインスタグラム@barbarole_shoemakerのDMにて要アポイント。ビスポーク価格29万7000円〜




[MEN’S EX Spring 2023の記事を再構成]

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