究極のハンドプリーツが美しい! 「フィータ」のブザムシャツ 

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進化するモダン・クラフト
手仕事の新名品

新世代アルチザンの注目作から知られざるマスターピースまで。一流のクラフツマンシップが宿る名品をご紹介。その魅力をじっくり深掘りしよう。



世界の手仕事を、未来へ繋ぐために。

フィータの[ブザムシャツ]

フィータのブザムシャツ
3万7400円(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)

このブランドを初めて目にしたという方も多いだろう。2019年に神出奈央子氏がスタートさせたフィータのコンセプトは「繋ぐ」。そこには複数の意味が込められているという。第一に、時を超え、世代を繋ぐこと。大量生産・大量消費が問題となるファッション・インダストリーで、長く愛用でき、時を経たのち子が親のクロゼットから見つけて着るような服を作りたいという想いがフィータを立ち上げる原動力になったそうだ。

一本一本、職人が手で折り込みながら縫い上げている

第二に、世界各国に息づくクラフツマンシップを繋ぐこと。写真のシャツは古来よりその緻密さで知られるインドの手工芸をフィーチャーしたものだ。最大の特徴は、身頃や袖に施された極細のピンタック。ここまで繊細なものは機械で作ることが不可能で、一本一本、職人が手で折り込みながら縫い上げている。一着のためにどれほどの手間ひまが費やされているかが容易に想像できるだろう。

身頃や袖に施された極細のピンタック

フィータが巧いのは、伝統のクラフツマンシップをアイコニックに効かせつつ、それをモダンベーシックな服として成立させているところだ。ことさらに手仕事を誇示するような押し付けがましさが一切ない。思わず手を触れたくなるような、温かくも静かな佇まいである。これが前述の“長く愛せる”、“世代を超える”という意味の「繋ぐ」を叶えるエレメントになっているのだろう。

本来フィータはウィメンズブランドだが、ユナイテッドアローズでは別注でメンズモデルを展開。こちらはインド産の5オンスデニム生地を用い、ガーメントウォッシュを施して軽やかに仕上げた一着だ。さらりと気負わず着て、その軽やかなクラフツマンシップを堪能してほしい。



[MEN’S EX Spring 2023の記事を再構成]
※表示価格は税込み。

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