36㎜と小径化を遂げたパルミジャーニ・フルリエの名作はまさに理想の1本!

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36㎜と小径化を遂げたパルミジャーニ・フルリエの名作は理想の1本だ!

ブランド創設25周年を迎えた2021年、パルミジャーニ・フルリエは新コレクション「トンダ PF」を世に送り出した。ブレスレットを完全統合したスポーティーな外装に、上質な自社製ムーブメントを搭載。その最新作では、小振りな36mmケースにミニマルな2針という引き算の美学を提示した。

時流に乗った新作のトンダ PF オートマティックが誕生

「トンダ PF オートマティック ディープルビー」「トンダ PF オートマティック ウォームグレー」「トンダ PF オートマティック シルバーサンド」
右から「トンダ PF オートマティック ディープルビー」「トンダ PF オートマティック ウォームグレー」「トンダ PF オートマティック シルバーサンド」自動巻き。径36mm。右/18KRGケース&ブレスレット。733万7000円。中/SSケース&ブレスレット(ベゼルはプラチナ950製)。369万6000円。左/SSケース&ブレスレット(ベゼルはプラチナ950製)。275万円。

神の手を持つ時計師と称賛されるミシェル・パルミジャーニ氏が率いるパルミジャーニ・フルリエは、ラトラパンテやトゥールビヨンといった複雑機構の名手である。しかし新作「トンダ PF オートマティック」では、あえて日付表示すら持たない2針で勝負に出た。しかもケースサイズは、コレクション最小の36mm。小さくミニマルなラグジュアリースポーツウォッチには、メゾンの高い美意識が濃密に凝縮されている。

2つのSSとRG1つ、計3モデルを展開。いずれも異なるダイヤルカラーを用い、最外周のミニッツスケールの内側にはバーリーコーン(麦の穂)ギョーシェが広がる。現存数が極めて少ない18~19世紀に使われた手動のローズエンジン旋盤で彫るバーリーコーンは、他社よりも模様が複雑で緻密。その模様をノンデイトであるから表示窓が寸断することはなく、美観は一層高まった。また植字インデックスもコレクション共通の短いカットアウトで、ギョーシェの鑑賞を極力邪魔しない。この植字インデックスは、RGモデルとSSのウォームグレーダイヤルではバゲットカットダイヤモンドが用いられている。色味が深いウォームグレーとRGのディープルビーのダイヤルを背景に、ダイヤモンドの透明感がより引き立つ。ダイヤル側に石を留める爪を一切見せない極めて高度なミステリーセッティングにより、ダイヤモンドの煌めきは究極にまで引き出された。これらダイヤル装飾とダイヤモンドインデックスは決して華美に過ぎず、奥ゆかしい美を呈するのが、パルミジャーニ・フルリエらしさ。そして小振りな36mmケースに合わせたムーブメントを新開発するのが、神の手を持つ時計師の矜持である。新型Cal.PF770は、センターローターの自動巻きながら3.9mm厚の極薄設計。それを包むケースも8.6mm厚という薄さがかない、小振りなケースサイズと相まって袖口への収まりは極めて良好である。36mmは、シェアウォッチとしても最適なサイズ感。小さく薄い「トンダ PF オートマティック」は、ジェンダーレスな時流にも乗る。

トンダ PFコレクションの詳細はこちら

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