服飾業界人が実践「ネクタイを締めてお洒落をしよう。」

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この冬は久々に……
ネクタイ締めてお洒落をしよう。

服飾業界人が実践「ネクタイを締めてお洒落をしよう。」

あなたにとって、ネクタイとはなんだろうか? 仕事服の一部……だとしたら、それはちょっともったいない。本来、タイは装身具。強いられて締めるものではなく、自己表現の手段だ。服装の多様化が進む今こそ、タイ本来の楽しみを見直してみよう。その具体策を、服飾業界の洒落者たちに示してもらった。

タイは、人を安心させる力を秘めている

アイネックス 商品戦略部部長 並木孝之さん

アイネックス 商品戦略部部長
並木孝之さん

「ネクタイメーカーとして、タイドアップ再評価の潮流はひしひしと感じています。コロナ禍で一度はリラックスに流れましたけれど、やはり男のエレガンスはネクタイなくして完全に発揮できません。それにタイって、相手を安心させる力があると思うんです。ビシッとタイドアップしていれば、“この人は誠実そうだな”、“信頼できそうだな”と相手に思わせることができる。つまり安心感を与えられるということです。そんな思いを込めて、今日はグレーフラノスーツにストライプタイというシックな服装にしました。とはいえ“今”の気分はしっかり入れています。今年はグレーとグリーンの組み合わせに注目していて、その配色を取り入れてみました。ちなみにタイの素材はシルクですが、あえて光沢を押さえて仕上げたものを合わせることで、起毛感あるフラノの表情と調和させています」


ネクタイは装いのバランスを決める画竜点睛

RINKAK PRODUCE COMPANYUNISON クリエイティブ ディレクター 沖 哲也さん

RINKAK PRODUCE COMPANYUNISON クリエイティブ ディレクター
沖 哲也さん

「装うことに関して、私が最も重要視しているのが“バランス”です。素材や色、シルエットなどはもちろん、モノに宿るバックグラウンドやストーリーも意識しながらコーディネートを組み立てていく。これが肝心だと考えています。そして、ネクタイは装い全体のバランスを左右する重要なポイント、いわば画竜点睛です。今日締めたのは、20年近く前に入手したフランコ ミヌッチ。もともとは芯地が入っていたのですが、より軽快感を高めるべく剣先の芯を抜いてカスタマイズしました。ヴィンテージ調の独特な生地感に合わせてツイードジャケットを羽織りつつ、タイと同様長年愛用しているエルメスのバッグとリーバイスのビッグEをチョイス。こんな具合に、色々なバランスを整えていくのがすごく好きなんですよね」

2024

VOL.341

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