読めば今季の装いが見えてくる! ビームススタッフによる【洋服談義】

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同い年コンビの洋服談義
~今シーズン欲しいもの、気になるもの~ 【Part 2】

〈BEAMS F〉バイヤーの村瀬さんと〈Brilla per il gusto〉ディレクターの⼩林さん。同い年でタイプの違う⼆⼈の洋服好きが、今シーズンのアイテムについてそれぞれの視点から欲しいもの、気になるものを語り合うビームスで買えるものだけをご紹介する当企画。バイイングした経緯やアイテムへの拘りはもちろん、仲の良さが垣間⾒られる⾃然体なトークも⾒逃せない! 

>>【Part 1】はこちら

同い年コンビの洋服談義

⼩林 前編に続いて後編です。まだまだご紹介したいアイテムがずらっとありますからね。 

村瀬 だね。終わるかなぁこれ。(笑)

⼩林 ⼒尽きるまで⾏きましょう。

〈アソースメレ〉のカシミヤマフラー

⼩林 それではさっそく。まずはこちらの〈アソースメレ〉のカシミヤマフラーです。このニットマフラーは⾃分がどうしても作りたかった⼀品。昨今の流れから、ダウンブルゾンなどのカジュアルなアウターに合わせる巻き物が欲しいと思い、ずっと探していました。メンズのドレスブランドで展開しているものですと、少し真⾯⽬に映りすぎる気がしてあまり良いものに出会わなかったんです。ただ、当初はイメージしか持っておらず、どのブランドでというのも全く決まっていませんでした。そこで弊社クリエイティブディレクターの中村に相談したところ、ウィメンズブランドで雰囲気の合うものを探してきていただき、それがズバリしっくりきましたのでバイイングに⾄っています。 

〈アソース メレ〉のカシミヤマフラー
カシミヤ マフラー
ASAUCE MELER  3万3000円 

⼩林 このマフラーのポイントは上質な素材とホール編み。ふわっと滑らかで、極上の肌触りを有するカシミヤを贅沢に⽤い、それをホール編みという⼿間のかかる⼿法で仕上げています。筒状で編み上げることで、⽴体的に美しい曲線が⽣まれ、他にはない柔らかなニュアンスを表現できます。また、ニットマフラーの難点である、端の⽅から丸まってくるようなことも少ないのでカジュアルながら⾒え⽅も上品です。インラインではウィメンズとして展開されており、⼤判でしたのでメンズが使いやすいようサイズを変更し別注しました。 

〈アソース メレ〉のカシミヤマフラー

村瀬 確かに。ホール編みで仕上げたマフラーは新鮮だね。ウィメンズブランドらしい綺麗な発⾊も良い感じ。 

⼩林 そうなんです。この絶妙な柔らかいトーンはメンズにはあまりない感性だと思います。それでいて派⼿な感じはなく、品良くアクセントとなってくれる。〈ブリッラ ペル イル グスト〉が提案する⼤⼈の男性の⾊気というものを上⼿く引き出してくれるアイテムです。 

チョークストライプ ジャケット

⼩林 ではそのまま流れで次に⾏きます。個⼈的にも好きなブランド〈ティージャケット〉の⼀着です。 

T-JACKET
チョークストライプ ジャケット 
T-JACKET  6万4900円 

⼩林 ストライプのジャケットは数年前に⼀度⼤きな注⽬を集めていましたが、それ以降あまり提案がなく、バイイングもほとんどしていませんでした。ただ、先シーズンから少しづつストライプジャケットというものがキーワードとして出てきており、その流れをいち早く取り⼊れたいという思いから今シーズン展開しています。きっちりとしたテーラードジャケットですと、やや堅い印象があり難しいので、軽い仕⽴てのイメージでしたが、この〈ティージャケット〉はまさにそれ。柔らかな空気感がイメージ通りでした。ストライプジャケットにまだまだ馴染みのない⽅でも取り⼊れやすいよう、ベーシックなネイビーチョークストライプのパターンをチョイスしているところもポイントで、普段の装いにさらっと合わせるだけでサマになると思います。 

T-JACKET

⼩林 そしてやはりなんといってもこの軽さと取り扱いがイージーな点はとても魅⼒ですね。副資材を⽤いず、シャツのように仕⽴てられたジャケットはストレスフリーな着⼼地。デイリースタイルにはもちろん、旅⾏や出張などのシーンにも⾮常に⼼強く、おすすめできます。そんな軽い仕⽴てながらきっちりと⾒せてくれるのはブランドの技術があってこそ。”軽く、リラクシーな着⼼地ながら都会的で端正な表情”。そこがこのジャケットの魅⼒です。 

〈イガラシトラウザーズ〉シャークスキンのパンツ

村瀬 ⼩林さんに負けていられないので次は⾃分が。〈イガラシトラウザーズ〉からシャークスキンのパンツをご紹介します。 

IGARASHI TROUSERS
シャークスキン 2プリーツ サイドアジャスター スラックス 
IGARASHI TROUSERS  4万9500円 

村瀬 〈イガラシトラウザーズ〉は数シーズン前より取り扱いをしており、毎シーズン⼈気を博すブランドですが、元々はビスポークのみのパンツ専業メーカー。ただ、”この素晴らしいトラウザーズをなんとか皆様に試していただきたい”という想いから、〈ビームスF〉別注のモデルを既製品でオーダーさせていただいたという経緯があります。⽇本⼈の体型に合わせたパターンから⽣まれる、ビスポーク由来のシルエットの美しさは⾔わずもがな。既製品だからクオリティが落ちるということは⼀切なく、まるでオーダーしたかのようなフィッティングを叶えてくれます。 

IGARASHI TROUSERS

村瀬 その美しいシルエットを活かすため、ハリのある英国⽣地をなるべく選んでいるところもポイントですね。今回は英国の⽼舗⽣地メーカー〈ウィリアム ハルステッド〉のシャークスキンを載せています。がっしりと⽬が詰まっていながらも、綺麗なドレープで落ちてくれる⽣地は仕⽴て映えするとともに扱いやすさも抜群。⽐較的シワにも強く、タフなところも魅⼒です。 

⼩林 グレーのトーンがほんのり明るくて、シンプルだけど存在感がありますね。このブランドのパンツはディテールも特徴的ですよね? 

村瀬 そうです。よりビスポークの雰囲気を味わっていただく為に、凝ったディテールを採⽤しています。⼤きめのサイドアジャスターや太く、⻑めにとったウエスマンなど、⾒た⽬的にも唆られるポイントが詰まっています。 

〈レ ユッカス〉チャッカブーツ

村瀬 次にこの〈レ ユッカス〉のチャッカブーツ。これは個⼈的にもかなり欲しいアイテムです。 

Le Yuccaʼs
スエード チャッカブーツ 
Le Yuccaʼs 15万9500円 

村瀬 ⼀⾒シンプルなチャッカブーツですが、なんとヒール部分をシームレスで仕上げています。広く取られたアッパー部分も特徴的で、⾜⾸でキュッと縛って履きこなす、すごく洒落の効いた⼀⾜。⾃然と⽣まれるフロントの皺の表情がこなれていて、ブランドらしい上品な柔らかさというものを表現できます。滑らかでソフトなスエードを、ハンド仕⽴てで丁寧に仕上げることによってさらに屈曲性をプラスしており、包み込んでくれるような履き⼼地も魅⼒です。 

Le Yuccaʼs
Le Yuccaʼs

⼩林 皺をあえて作るというところが新鮮ですね。独特のニュアンス感が他にはない表情。確かに、履き⼼地もすごく良いです。 

村瀬 こういう柔らかな⾊気は⼥性のデザイナーならではだよね。メンズだとこういった空気感はなかなか出せない。これを⼤⼈の男性が普段のリラックススタイルにさらっとこなすと、たまらなく格好良いんです。

⼩林 そうこうしているうちにもう最後です。ということで、トリは私が務めさせていただきます。 

村瀬 スムーズに最後持ってくね。そういうとこ本当上⼿い。(笑) 

M.I.D.A.
M-65 ミリタリージャケット 
M.I.D.A. 5万7200円

⼩林 こちらはイタリアのミリタリーウェアが得意なファクトリー〈ミダ〉の⼀着です。ベースはアメリカ軍のフィールドジャケット、所謂M-65タイプ。元々ブランドが提案されていたものではなく、⼀から細かいディテールまで拘って作り上げていったモデルです。私物として所有していたヴィンテージをベースにデザインはオリジナルに忠実に倣いながら、素材感、シルエットをモダンで都会的な印象にリファインしています。 

M-65 ミリタリージャケット

⼩林 特にシルエットの⾒せ⽅には苦労しました。ヴィンテージ感があるのに⼤⼈が綺麗に着こなせる。この絶妙な空気感を出す為にボディから腕周り、襟の⾼さまで細かな修正を何度も⾏なって完成した⼀着です。カジュアルアウターとしてはもちろん、こういったジャケットの上から着⽤するスタイルも良いですね。それこそ⾃分が⼊社する15年ほど前などは、スーツの上からM-65を合わせるなんていうコーディネートがとても流⾏っていましたよね。ミックススタイルが主流となっている昨今、また新鮮に映るのではないでしょうか。

村瀬 あったね。その時はイタリアブランドが提案するタイトなものが多かったイメージ。

⼩林 そうですよね。こちらはその頃のものとはまた違った、リラックスした雰囲気で着こなせるので古臭く⾒えることはありません。 

M-65 ミリタリージャケット

村瀬 これ⽣地は何を使ってるの?軽いのにミリタリーっぽさが感じられていいね。 

⼩林 ⽣地にはコーデュラナイロンとオーガニックコットンをブレンドしたものを使⽤しています。ナイロンならではの頼り甲斐のある機能性と軽さに、ナチュラルで素朴なオーガニックコットンの⾵合い。無⾻なのに上品。そんな相反する空気感を同居させたような、それぞれの良さを引き出せる絶妙なミックスです。また、古着のようなこなれた表情を出す為にフラップ部分にロープを仕込み、洗いをかけることで着込んだようなアタリを表現しました。語ればこだわりが尽きないアイテムです。(笑) 

M-65 ミリタリージャケット

⼩林 本格的な冬⽤のコートは持っているけれど、秋や冬の⼊り⼝あたりに⽻織るアウターがない。そういう⽅も多いと思います。このM-65はまさにそういったシーンをきっちりとこなしてくれます。もちろん巻物などを合わせていただければ、より⻑いシーズン愉しんでいただけますね。意外とこういった⽻織りものの⽅が汎⽤性が⾼く、頼れたりしますから。 

村瀬 確かに。春先も着れて重さがない分、着ていて楽だし持ち運びも便利。使い勝⼿はすごく良いよね。丁度良いミリタリー感も気分。

⼩林 はい。お買い上げありがとうございます。

村瀬 お客様優先だからなぁ。

⼩林 ⼤丈夫です。来年の分個⼈オーダーしておきます。

村瀬 貯⾦しないと・・・。(笑)

同い年コンビの洋服談義

〈BEAMS F〉バイヤー
村瀬太郎/Taro Murase @taro_murase

1983年生まれ。ビームス歴18年。ビームスFやビームス 銀座で販売員、ショップマネージャーを経験し、昨年9月から〈BEAMS F〉バイヤーに就任。正統派なドレススタイルから品のある大人のカジュアルスタイルまで、幅広い提案が魅力。


〈Brilla per il gusto〉ディレクター
小林順平/Junpei Kobayashi @junpei_kobayashi

1983年滋賀県生まれ。琵琶湖のほとりで幼少期を過ごし、大学卒業後は洋服の青山に就職。その後、ビームスへ。神戸店のショップスタッフからスタートし、ドレス部門のPRやイベントプランナーを経て昨年9月より現職に就任。着こなしのモットーは「高感度より好感度」。自身のインスタグラムでも日々のコーディネートや洋服への熱い想いを発信中。

お問い合わせ先

ビームスF 03–3470–3946
ビームス公式サイト https://www.beams.co.jp

Photo & Writing / Kengo Motoshige
©BEAMSCo.,Ltd.
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2023

VOL.336

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