“日本発のラグジュアリー”を作りたい――。創業75年を迎えた日本の老舗テーラー「テイラー&クロース」の3代目、隅谷彰宏氏のそんな思いから始まったジャパン×ラグジュアリーを提案する「JAXURY(ジャクシュアリー)」プロジェクト。
東京・赤坂の地で歴史あるテーラーを営む一方、欧州のメゾンブランドの物まねではない、真の日本のモノづくり文化に則ったブランド、商品提案をしたいという思いをずっと抱えていたという隅谷氏。家業を継いだのちに、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科に入学。その研究成果として“美しく生きる”をテーマにしたブランド「AUXCA.(オーカ)」を立ち上げ、さらに前述の「JAXURY」プロジェクトの一環となるジャクシュアリーアワードを実施するなど、異色の経歴を持つ。
日本発のラグジュアリーについて研究してきたそんな隅谷氏の思いを形にし、JAXURYを体感できる場としてのフラッグシップストア「AUXCA.」がこの度、東京の元赤坂にオープン。日本の技術、日本の素材、上質を追求したオーカのアパレル製品を販売するほか、今後はJAXURY認定ブランドによるイベントやワークショップなども行われるという。