時計職人が作る、価格未定の一級品時計

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現代に蘇る心地よいクラシック

アクリヴィアのRRCC Ⅱ

現代に蘇る心地よいクラシック

“時計とは何か”を問い続けてきた若き独立時計師のレジェップ・レジェピ氏。この度、彼の作ったアクリヴィア(ギリシャ語で「精度」の意)を名店、アワーグラスが取り扱いを始めた。

「時計はそもそも計器。大切なのは視認性です。ゆえにシンプルでミニマムなことが大切だと考えます。パテック フィリップでは『クラシック』について深く学ばせてもらいました。今回の新作も懐中時計に範を取って、デザインや技法も古典的なスタイルを取り入れました」。

存在感のあるスモールセコンド、大きなリューズ、そしてローマン数字――。クラシックでありながら、モダンさを感じさせるところが、氏のセンスの真骨頂でもある。文字盤をはじめ、パーツは全て手仕上げ。1つの時計を完成させるのに膨大なエネルギーを費やすが、「それがまた心に感動を与えてくれて、いいと思っています」とレジェピ氏。規則正しい音、正確なリズムを刻むテンプ、キリッキリッと巻き上げるリューズの感触、手首に沿う美しいプロポーション。見るほどに、触るほどに、聴くほどに、すべてが心地よい。アクリヴィアの時計では「一秒一秒が生きている」、そう感じて欲しいと、レジェピ氏は語る。

AKRIVIA(アクリヴィア)

ムーブメントの設計も見た目の心地よさを意識

ムーブメントの設計も見た目の心地よさを意識
1987年にコソボで生まれたレジェピ氏。15歳でパテック フィリップの技術研修生となり、その後、F.P.ジュルヌなどを経て、2012年に25歳で独立した新進気鋭の時計職人だ。現在、工房では12名の職人を抱え、その中には、伝説的なケース造り職人のジャン-ピエール・ハグマン氏などが名を連ねる。搭載するムーブメントはレジェピ氏の独自開発で、秒針がクォーツ時計のように動くデッドビートセコンド機構の輪列を変更。美しいシンメトリーなデザインに加え、手作業による装飾が随所にちりばめられている。径38mm。手巻き。パワーリザーブは82時間。上のケースはRG製、下はPt製。各限定50本。インターチェンジャブルのレザーストラップ。価格未定。(アワーグラス銀座店)



お問い合わせ先

アワーグラス銀座店 TEL 03-5537-7888



[MEN’S EX Summer 2022の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
※表示価格は税込み

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