【インタビュー】玉木 宏“年齢を重ねて知る「折れる」ことの大切さ”

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俳優・玉木 宏さんが、約8年ぶりにM.E.の表紙に登場。常に話題作に出演し、充実感のあるキャリアを重ねる42歳が語る、自身の現在地。

年齢を重ねて知る「折れる」ことの大切さ

俳優・玉木 宏さん

――久々にM.E.のカバーにご登場いただきました。ご自身はトラッドな着こなしは?

玉木 スーツは着ても、トラッドな品のある着こなしをする機会はなかなかなかったですね。最近は着やすさ、動きやすさが決め手になっています。子どもができたことも大きいかもしれません。料理もするし、お風呂にも入れる。DIYも好きだし、家事も当然やりますから。オシャレでも肌触りが好みに合わないものは選ばなくなりました。スーツも、ストレッチ素材が入っているもの。色も仕事のときは、メイクがついて汚れるのが嫌なので、絶対黒です。アクセサリー類も、全くつけなくなったし、シルエットもオーバーサイズが、今の気分です。

――家事といえば、人気を博した連続ドラマが映画になって帰ってきた『極主夫道 ザ・シネマ』が公開中です。

玉木 まさか映画化されるとは思ってもみなかったので、とてもうれしいことです。ドラマのときと比べて、アクションシーンが多かったり、ゲストキャストも吉田鋼太郎さんや安達祐実さんをはじめ、スケールアップしています。コロナ禍から徐々に自由を取り戻しつつありますが、こういう閉塞感のある時代にこそ、映画館で何も考えずに笑って楽しんでもらいたい。そんな作品です。

――演じる上でのご苦労は?

玉木 イベントだらけの映画なので、連ドラのとき以上にすごくパワーを使いました。原作漫画のキャラクターに近づけたいという思いで、ドラマのときに体を作ったので、映画でもやらないわけにはいかない。パーソナルトレーナーに週2くらいついてもらって、他の日は自分でトレーニングしながら、撮影が終わるまでの3ヶ月半で凝縮して仕上げていきました。トレーニングよりも食事がきつかった。鶏の胸肉を毎日1.2kg、プラス野菜。それが後半になると、餅を1日で1.5kgほど食べる。それまで全部カットしていた糖質を体に吸収させて筋肉を膨らませるんです。それから水を1日6ℓ飲むところから徐々に500mlまで減らしていくウォーターローリングもやりました。水の摂取量が減っても、トイレに行く回数が増えて、どんどん削ぎ落とされていくんです。ストレスはマックスでしたが、撮影の終わりまでというゴールを設定していたので、ある意味、責任を感じながら頑張れました。

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