MEN’S EX読者にとって、ビームスFの存在は大きい。イタリアンクラシックから始まり、まさにMEN’S EXが提唱してきたスーツスタイル、ドレススタイルをリアルに体感できる空間である。そんなビームスFが2021年10月下旬にリニューアルオープンした。今回は同店のこだわり、そして見どころを、かつてビームスFのショップマネージャーを務めたこともあるビームスのクリエイティブディレクター、中村達也さんに伺った。

日本屈指のドレスアイテムが揃う！

MEN’S EX（以下、M.E.）　移転前の店舗で使っていた什器や家具なども新しい店舗でも一部、使っているようですが、新しいビームスFの見どころはどういう点にありますか？

ビームス クリエイティブディレクター・中村達也さん（以下、中村）　より広く、ゆったりできる空間となり、これまでよりもゆっくり商品をご覧いただけるようなお店になっています。また、同フロアではインターナショナルギャラリー ビームスが提案する最先端なファッションもご覧いただけ、洋服好きにとってはワクワクするような空間です。

M.E.　確かに階段を上がった先はモードな服のラインナップ、右手に進むとビームスFという空間は新鮮ですね。ビームスFでは、現在、どのようなアイテムに力を入れていますか？

中村　世の中の傾向としてカジュアルなアイテムに比重を置くお店が増えていますが、ビームスFとしての軸をぶらさず、これまでと同様ドレスアイテムと大人が着られるカジュアルなアイテムをバランスよくラインナップしています。

M.E.　ドレススタイル推しのMEN’S EXとしても嬉しいラインナップです。どのようなお客様を想定し、どのような楽しみ方をご提案していかれたいですか？

中村　上記アイテムラインナップとも関連しますが、ビームスの他のお店と比べるとドレスのアイテムが充実しています。東京中を見渡しても、これほどまでに充実したドレスアイテムを取り揃えているお店は数えるほどしかないので、ドレス好きなお客様は確かに多いですね。オンラインで買い物が完結してしまうこのような時代だからこそ、こだわりのアイテムを見て、触れて、着て、リアルな体験を楽しんでいただきたいと思います。

リニューアルオープンに際してのビームスF限定アイテムとは!?

限定アイテム[1]
Rutherfords<ラザフォード>のミュージックバッグ（ブラウンorグリーンの2色展開）

その昔、イギリスの音楽学校の学生が楽譜を入れて持ち歩いたバッグが原型と言われ、別名、『スコア(楽譜)バッグ』とも呼ばれます。シングルハンドルに蓋を閉めた状態で、ソリッドブラス（真鍮）のバーを引っかけることにより完成するフォルムと構造は、開け閉めする所作の美しさも際立ちます。3mm厚のイングリッシュ・ブライドルを使用しているにもかかわらず、思いのほか軽く、ノートパソコンもすっぽり入る大きさ。クラシカルでありながら、不思議とモードファッションにも似合ってしまう汎用性も魅力的です。
幅38×高さ28×厚み6cm。6万6000円

限定アイテム[2]
Rutherfords<ラザフォード>のクラッチバッグ（グレー、ブラック、ブラウン、グリーンの4色展開）

ピュアイングリッシュブライドルレザー、ソリッドブラスの金具、 アイリッシュリネンの糸など、可能な限り英国産の材料にこだわり、熟練の手縫い作業を頑なに再現しています。
幅38×高さ26×厚み4cm。4万9500円

　Shop information　

ビームスF
住所：東京都渋谷区神宮前3-25-15 神宮前テラス 2F
TEL：03-3470-3946
営業時間：11:00〜20:00
定休日：不定休

※表⽰価格は税込み