日本ならではの細やかな仕事が光る
日本ブランドの名作鞄再発見!
日本には徹底したこだわりを感じさせる一流鞄ブランドがたくさんある。日本ならではのビジネス環境や生活様式にフィットしたモノ作りが光る多様な鞄。使い始めてみればきっと日本製の良さを実感することができる注目モデルを集めた。
FUJITAKA(フジタカ)
最高級の素材を最高峰の技術で仕上げる
ドイツの一流タンナー、ワインハイム社のカーフを採用したブリーフケースは、欧州の一流メゾンブランドの鞄と並んでも引けをとらない品格を持つ。内装にもピッグスキンを用いて、総革仕様で仕上げるこだわりぶり。縦27×横37×マチ7cm。19万8000円(イケテイ)
両サイドが底まで開き収納力大!
橋本 カジュアル鞄が盛り上がる一方で、ビジネス鞄も続々と注目モデルが登場。特にブリーフケースに勢いがあります。
樗澤 創業80周年を迎えるフジタカは、スーツを格上げできる上品顔。しかも、コの字型に底まで開くファスナーのお陰で、出し入れもしやすいです。
橋本 フジタカは一貫生産にこだわる工場を構えていて、企画、デザイン、裁断、縫製、梱包まで、自社工場で行っています。
寺本 国内ブランドならではの生産体制が整っているわけね。
橋本 はい。素材はドイツのワインハイム社より調達した最高級のカーフレザー(※1)です。
THE WARMTHCRAFTS MANUFACTURE(ジ・ウォームスクラフツ マニュファクチャー)
最高級コードバンで味わう正統派ブリーフ
輝くような透明感と美しい光沢を兼ね備えた、深いネイビーカラーの上質なオイルコードバンに、ブラックカラーのホースハイドを上品に合わせたブリーフケース。底鋲が5つ付いて、しっかりと自立する。縦31.5×横44×マチ8cm。44万円(ジ・ウォームスクラフツ マニュファクチャー BANKS 旗艦店)
内装も全面最高ランクのホースハイド張り
樗澤 高級素材といえば、ジ・ウォームスクラフツ マニュファクチャーも必見です。
寺本 そう。馬革を使わせたら右に出る者がいないのがこちら。しっとりしたオイルコードバン×ホースハイド(※2)の質感など、手に取ればジワジワ嬉しくなるね。
橋本 まさに、使うほどに艶が増していくコードバンの味わいが楽しめる逸品です。