プロゴルフコーチの奥嶋誠昭氏と、ゴルフ大好きゴルフライターの鶴原弘高氏が最新の注目クラブやシャフトを試打計測。気になる性能を徹底レビュー!
タイトリスト T200 アイアンTITLEIST T200 IRON 【プロ&アマの最新ゴルフクラブ試打レビュー vol.133】
前作よりもシャープでスマートなルックス
ミスヒットしても飛距離が落ちない寛容性が◎
ライター・ツルハラ(以下、鶴原) 今回試打するのは、タイトリストの新しい「T200」です。前回は「T100」と「T100・S」を比較試打してもらいましたが、それらよりも飛ばしやすく、寛容性が高いモデルとなっています。
奥嶋プロ(以下、奥嶋) 見た目がちょっとカッコいいですね! なんとなく飛びそうな雰囲気もあります。このヘッドは中空構造になっているんでしょうか?
鶴原 中空というよりも、バックフェース部のキャビティ構造をポリカーボネート製プレートでフタをしたようなヘッド構造になっています。小ぶりのヘッドなんですが、内部にはタイトリストのハイテクが詰め込まれています。
奥嶋 ヘッド内部のハイテクが気になるなぁ。このフタを取って見てみたい(笑)
鶴原 テクノロジー的な話を少しだけしておくと、「T200」はL字型のカップフェースを採用していて、前作よりも進化したタイトリスト独自の「マックス インパクト2.0」という構造が採用されています。フェースのどこでヒットしても、ボール初速が変わらず、飛距離が落ちないように設計されています。このあたりが「T100」や「T100・S」と大きく異なる部分です。
奥嶋 なるほど〜。構えてみると、「T100」や「T100・S」よりも少しトップブレードが厚めに見えます。とはいえ、すっきりした形状のアイアンです。多くのゴルファーに好まれそう。
鶴原 新作の「T200」は、前作よりもヘッドが小ぶりになり、オフセットも少なくなりました。ヘッドサイズを含めて「T100」や「T100・S」と同じ感覚で構えられるようになっています。
奥嶋 それでシャープな印象を受けるんですね。「T100」や「T100・S」とのコンボセットにしても使いやすそう!
鶴原 そう、そのとおりなんですよ。では、そろそろ試打をお願いしますね。試打クラブは7番アイアン、ロフト角は31度、装着されているシャフトは今回から初採用されているタイトリストのオリジナルスチール「N.S.PRO 880 AMC」です。
奥嶋 オッケー、打ちますよ。おりゃ!!!