京都ビスポークで表現する正統派のクラシックスタイル【今、改めてSUITSの真価を問う】

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京都ビスポークで表現する正統派のクラシックスタイル

『MEN’S EX』と『NIKKEI STYLE Men’s FASHION』が共催する「SUITS OF THE YEAR 2021」。今年で4回目を迎える当アワードは、その年に各界で最も輝いた人を表彰するとともに、スーツを纏うことの意義や価値、愉しさを改めて伝えることを目的としている。

アワード連動企画として、ここでは今のスーツシーンを象徴するブランドやショップから、今季の要注目モデルをご紹介。併せてその魅力や着こなしのワンポイントアドバイスを、SUITS OF THE YEARのアドバイザーを務めるファッションディレクターの森岡 弘氏に解説していただいた。

第6弾の今回は、オーダー初心者の方から正統派のクラシック好きにまで支持され、京都に本店を構える仕立て屋「京都ビスポーク」のスーツを紹介する。

現代の街に適応する英国クラシック

京都ビスポークのスーツ
スーツ11万2200円〈オーダー価格〉、シャツ9350円〈オーダー価格〉、ネクタイ6380円、チーフ1650円/以上京都ビスポーク(Y&Mプレスルーム tel.03-3401-5788)

美しくスーツを着たいのならオーダーは最良の選択肢。とくに京都ビスポークは、ビスポーク(=bespork。英語で注文服や靴のことを指す。話し合うという意味の“be sporken”に由来)の名の通り、お客様との対話を大切にしているサロン。自分の理想を形にするには間違いない存在だ。

「ここで着用したダブルスーツは同店のサンプルですが、胸回りにボリュームを持たせた構築的なシルエットを見れば、本格的な“総毛芯仕立て”であることは一目瞭然。最近は柔らかな着心地やシルエットのスーツが増えていますが、正統派の色気はやはり格別。服好きを自任する方であれば、一度はこのようなスーツに袖を通すべきでしょう」(森岡さん)

セレクトした生地はしっかりと打ち込まれた英国ハリソンズ社製。しなやかながらハリコシに富み、非常に仕立て映えする生地だ。

「柄が効いているので、白シャツにネイビーソリッドタイというストイックなコーデでまとめるのがおすすめ。むしろ安易にトレンドの色柄を用いない方が、このスーツの格も際立つはずです」(森岡さん)

京都ビスポークのスーツ

スーツ本来の製法である上質な毛芯を裾まで使う“総毛芯仕立て”を基本とする京都ビスポークのオーダースーツ。力強いバストボリュームと立体感あるシルエットを、綿密な採寸と細やかな体形補整技術により、完璧なフィットで楽しめる。ウエストシェイプを程よく効かせるなど、巧みに現代的なアレンジがなされているのも魅力だ。写真スーツの生地は英国ハリソンズ社製。

京都ビスポーク
http://www.kyoto-bespoke.jp/

撮影=島本一男(STUDIO BAARL) スタイリング=森岡 弘(GLOVE) ヘアメイク=古口精樹 文=吉田 巌(十万馬力)
※表⽰価格は税込み

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