セルロイド製のメガネフレームの魅力は何? こだわりのブランドは?【本格眼鏡大全】

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本格眼鏡とは? なぜ本格眼鏡が必要なのか? どんなブランドがあるのか? を一冊で網羅する『本格眼鏡大全』が発売に。1000本ものフレームが掲載された本書から、ここでは国内外の本格眼鏡ブランドをピックアップしてご紹介する。

DJUAL(デュアル)

DJUAL注目のフレーム_CZ-11
品番 CZ-11(詳しくは下記にて)

セルロイド製眼鏡の新たな可能性を追求する

2010年のデビュー以来、セルロイド製眼鏡にこだわり続けてきたブランドがデュアルである。セルロイドとは、パルプなどの天然素材を材料とする世界初のプラスチックだ。眼鏡素材としては堅牢で型崩れしにくい長所があるが、発火しやすい特性があるため加工や保管が難しい。そのため、現在はプラ枠の大半がアセテート製だ。ここ数年はクラシックブームの後押しもあり、セルロイド製眼鏡が再注目されているが、デュアルが他と異なるのは、セルロイドの強度や弾力性などを徹底的に研究し、独自の設計やデザインを生み出している点だ。

代表例は「LCシリーズ」や「CZシリーズ」などに採用された七分芯テンプルだ。これはセルロイドの硬さを活かした立体的なテンプルで、芯金を七分の長さで止めた画期的な構造。先端の一部を芯なしにすることでしなやかさを出し、緩急のついたテンプルが顔幅に合わせてカーブして、驚くほど柔らかな掛け心地に。また、「CZ-11」では、形状保持に優れた純チタンをテンプルに採用。肌当たりが柔らかなセルロイド製の長モダンと相まって、側頭部を優しく包み込む絶妙なフィット感を実現した。他にもセルロイドの特性を活かし、テンプルに芯金を入れずに強度を保ったノー芯テンプルも。こちらはクリアテンプルに合わせると生地の美しさがより引き立つ。

セルロイドやチタンなど素材の特性を構造に活かし、一歩踏み込んだアイウェアを提案するデュアル。日本製眼鏡の高いポテンシャルが感じ取れる。

DJUAL(デュアル)

 BRAND INFO 
創業年/2010年
創業者/柳 根宇
現在地/日本・東京都
問い合わせ先/デュアル
TEL:03-6455-4690

DJUAL注目のフレーム_柳 根宇さん

デザイナー
柳 根宇

創業者兼デザイナー。大手眼鏡ブランドの企画・デザイナーを経て、2010年にブランド設立。眼鏡業界のさまざまな課題を打破し、人と物の理想的な形を追求している。


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