夏ジャケット[三種の神器]とは?
天然素材がもつ機能と特有の生地組織で夏を涼しく
蒸し暑い真夏であっても、大人たるものジャケットを羽織って、しっかり品格を保ちたい。そんなとき、見た目においても着心地においても涼しさが得られる、夏に適したジャケットを選択できてこそ洒落た大人というものだ。
まずは夏服の定番素材である「リネン」。独特なシャリ感があり、ほどよい光沢により品のよさもキープできる。そして何より通気性に優れ、コットンの数倍もの吸湿性を誇るなど、その魅力は枚挙にいとまがない。
そして、インドを発祥とする生地である「シアサッカー」と「マドラスチェック」。ともにイギリス植民地時代にアメリカに渡り、上流階級の間で夏の服地として発展した。シアサッカーは生地を織る際に生じさせた凹凸状の波打ちが特徴で、肌に触れる接地面積が少ないことで涼やかな着心地をかなえてくれる。インドの職人たちが超極細綿を手で紡いだ、繊細な綿織物であるマドラスチェックも実に爽快な肌触り。夏を迎える前に是非手にしてほしい。