スーツも貴方も綺麗に見せる
ジャストフィットを選ぶ基準とは
スーツを着用するにあたり、フィット感が適正であることは基本中の基本である。ジャストフィットかどうかが、着る人の印象の9割を決めるといっても過言ではない。ここではジャストフィットの基準を自ら確認できるチェックポイントをご紹介しよう。
これが理想の着こなし!
ジャケットが風格を表すとすれば、パンツは印象のスマートさの要といえる。脚に張りつくほどタイトだと窮屈そうに見えるし、裾が長すぎるとだらしなくも見える。イメージを大きく左右するポイントだけに、損ねないよう、見直しを図ってみよう。
もし、お腹が気になっていても、シルエットが正しければカバーできるはずなので、最適なサイズ感を知ってほしい。
NGなポイント5点
ウエストがきつい!? 尻・モモ裏の横シワ
パンツの腰回りが小さすぎると、生地が引っ張られて写真のように不自然なシワが発生する。これだとフロントボタンを留めるのも苦しいはずだ。見た目が悪いうえ、ポケットに手が入れづらいなど実用面でも問題が起こるので要注意。
タイトすぎる!? ふくらはぎがくっきり見える
スポーツ経験者に多いのがこちら。腰や太ももは最適であっても、鍛えた膝から下が太すぎるためにクッキリとふくらはぎのラインが浮き出てしまうのだ。お直しで幅を広げるか、オーダーでベストなサイズの一着を手に入れるのが正解。
だらしない印象…パンツ丈が長すぎ
最近の主流とされるテーパードシルエットのパンツでは、裾がたわまないのが最適なバランスとされる。写真のように裾がたっぷりと余ってしまうのはよくあるNG例。裾が靴の甲にわずかに触れるくらいに裾上げすれば、足元がすっきり見える。
パンツがきつい!? ポケットが開いている
最近のパンツは、腰やヒップにほどよくゆとりがとられている。が、腰骨の下やヒップ回りがタイトすぎると起こるのが写真のトラブル。生地が突っ張ってポケット口が常に開いてしまうのだ。明らかに不格好なので避けてほしい。
ウエストがきつい!? プリーツが開いている
写真は上項のケースと類似したNG例。最近はタック入りのパンツも増えているが、これは本来、適度なゆとりをもたせるための工夫。自然に立っている状態でタックが開いているのは、明らかにパンツの腰回りがタイトすぎると心得るべし。
※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2020年10月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)