手は口ほどにモノを言う。「ゼニス クロノマスター エル・プリメロ A384 リバイバル」

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手腕、手練、上手、敏腕など、賞賛の意を込めた手や腕に関する成句は多い。手は体の重要な一部であり、手元の主張は時に言葉以上の説得力をもつ。ゆえに自らのキャラクターを表すメッセージとしての意思ある時計選びが重要となるのだ。

男の魅力を代弁する腕時計
手は口ほどにモノを言う

男の魅力を代弁する腕時計
シャツ1万7000円/マテウッチ、カーディガン3万9000円/セッテフィーリ カシミヤ(以上リング 東京店)

白シャツにカーディガンを肩掛けした、キレイ目なカジュアルコーディネートは、リラックスする週末はもちろん、自宅でのテレワークにも向く。こんなシンプルな着こなしには、小物使いに凝るのが鉄則。名脇役となるのは、腕時計である。

ドレスウォッチでは堅苦しく、かといって大きく厚いスポーツウォッチだと見た目が重くなる。その点、ゼニスの「エル・プリメロ A384 リバイバル」に今年新たに追加されたブレスレット仕様であれば、腕時計が悪目立ちすることなく、程よい個性が腕元で主張できる。

ZENITH / ゼニス[クロノマスター エル・プリメロA384 リバイバル]
シンプルな着こなしに伝統で個性を添えるレトロシックな復刻クロノグラフ

ゼニス
オリジナルモデルのディテールをデジタルデータ化し、完璧に再現してみせた。当時、近未来的だった上下をファセットカットしたソリッドなクッション型ケースに、大胆なラダーブレスレットがよく似合う。自動巻き。径37mm。SSケース&ブレスレット。88万円(LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス)

本作は1969年に生まれた、クロノグラフムーブメントの名機エル・プリメロを初搭載したモデルの1つを完全再現。

ヴィンテージウォッチと見まごう外観は、上質なものを大切に受け継ぐ大人のライフスタイルにぴったりとハマる。誕生当時と同じ小ぶりなサイズ感はジャケパンやスーツにも合わせやすく、かつソリッドなクッション型ケースが力強い印象を漂わせてもくれる。

またクロノグラフならではの多針のダイヤルは、内に潜むメカニズムの精密さをうかがわせ、どこか知性を感じさせてくれる。

ブレスレットも、1969年製のオリジナルの姿を彷彿させるもので、中リンクを1つ置きとしたラダー(梯子)タイプに。軽快な雰囲気を手に入れたメタルブレスレットは、リラックスした着こなしにふさわしい。

※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2020年9月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)

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