純粋ではない白に、優雅あり
エトロの「アルニカビアンカ」ボストンバッグ
何を入れてどこへ行こうかと、旅を連想させるボストンバッグ。冒険旅でもリゾート旅でも、大人の旅にはどこか「優雅」を求めたいもの。そんな気持ちに浸らせてくれるのがこちらの鞄。1984年に登場以来、定番として愛され続ける「アルニカ」シリーズの新色、「アルニカビアンカ(白)」だ。
近年、同シリーズには黒やネイビーのシックな色が出てきていたが、今回は一転。目にも優しいまろやかな色調は、欧州、古都に佇むコロニアル調のホテルか、地中海岸に並ぶ白亜の建物の景色か、なんて妄想までさせる。よく見るとアイスホワイトやサンドグレーが混ざる“純”ではない白に、光の加減で微かにペイズリーが浮かび上がる。
色の魔術師と名高いエトロの、実に奥深い白の解釈。妄想に導かれるまま、いざ、優雅な旅路へ─。
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ペイズリーのジャカード地にPVC樹脂加工を何層も施し、耐久性も十分。鞄から小物まで型のバリエも豊富だ。左:ショルダーバッグ縦25×横26×マチ7cm。8万9000円 右:3室の収納のほか計16枚分のカードスリットなども完備するミニコンパートメント。縦13×横21×マチ4cm。9万6000円(以上エトロ ジャパン)
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エトロ ジャパン
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※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2020年5月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)