スーツをノータイで着るとき、実は「タートルネック」が使えます

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何時もスーツはタイドアップで着るべき……まだそんな固定観念をとらわれているとしたらもったいない。スーツの着崩しも珍しくない今は、タートルネックを駆使してジャケパン感覚でこれを楽しもうではないか

タイドアップ以外の着方も今や当たり前の時代に
タートルの利便性を再認識しスーツを品良く着崩そう

タートルネック

正しく装いたいときはスーツ。着崩しを楽しむときは、ジャケパンを着る。ドレスコードの緩和が世界的に進んだ今、そんな古い観念に縛られるのはもうよそう。着巧者たちは今や、ドレッシーなストライプスーツだって、ジャケパン感覚で着崩しているのだから。

スーツを自由に着る——その一歩を踏み出すのにベストなのが、やはりタートルネックニットとの合わせだ。シャツタイ合わせのいつものスーツ姿が、一転こなれたものとなる。今までも提言してきた”タートル合わせ”だが、今回はスーツとニットの素材感まで考察したい。紡毛のスーツには適度な表情のあるミドルゲージのニットを、梳毛のスーツにはハイゲージのニットを。風合いを調和させることで、印象も洗練されるのだ。

なお、同系色のニットを選べばシャープな印象になるし、モノトーンのスーツには華やかなカラーのものが映える。この点に留意すれば後はもう、いつものスーツにタートルネックを差すだけだ。

2024

VOL.341

Spring

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