>> この記事の先頭に戻る

　奥嶋プロ　打ち出しの高さを出しやすく、スピン量が少ない。高弾道かつ低スピンで飛ばしやすいモデルですね。

ライター・ツルハラ　フェースの上目でヒットすると、低スピンすぎてドロップしそうなぐらいでした。僕が使うなら、ロフト角は10.5度のほうが良さそうです。それにしても、曲がりづらいドライバーだと思いませんか？

　奥嶋プロ　それは感じました。ヘッドの見た目の印象よりもミスヒットに強く、ブレが少なかったです。

ライター・ツルハラ　今回のRMXシリーズのドライバーは、高慣性モーメント設計が特徴になっています。数値でいうと5180g･cm2と、市販ドライバーのなかでもかなり大きくなっています。

奥嶋プロ　なるほど、そのおかげで球が曲がりづらかったのか。けれど、高慣性モーメントのヘッドにありがちな、スイングがヘッドに持っていかれるような振りづらさは感じませんでした。ダウンスイングで素直にヘッドが降りてきてインパクトできます。なので、コントロールもしやすかったですよ。

ライター・ツルハラ　もうひとつ、今回のRMXシリーズにはキーテクノロジーとして「ブーストリング」が搭載されています。ヘッド内部のフェースの周りにリブを設けることで、ボール初速を向上する新テクノロジーです。

奥嶋プロ　オフセンターでヒットしたときでも、ボール初速が落ちづらかった。このテクノロジーも効いていると思います！

ライター・ツルハラ　僕はけっこう「RMX 120」を気に入っちゃいました。いいドライバーだと思いませんか？

奥嶋プロ　総合力が高く、クセがなく、使いやすいドライバーです。注意点があるとすれば、インパクトで厚くヘッドを入れたときに、スピン量が減りすぎてしまうところ。これはシャフト性能との相性もあると思います。できれば皆さんも、ショップなどで試打計測してからスペックを決めて購入してほしいですね。

試打した製品の情報はコチラ ヤマハ ゴルフ

関連記事一覧：
「プロ＆アマの最新ゴルフクラブ試打レビュー」 「ゴルフのお悩み解決レッスン」

文／鶴原弘高