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ISETAN MEN’S / イセタンメンズ
背中で語るもまた紳士
いくら上等な素材を奢り、デザインやシルエットが旬を踏まえた一着であっても、細部の詰めが甘かったら美しく見えない。とくに首から肩にかけてのフィットはその男の装いに対する成熟度を如実に物語る。上襟は首に吸い付いているか、肩は日本人の前肩を意識した作りとなっているか、しっかり吟味して納得のいく一着を求めたい。
ちなみにイセタンメンズのプライベートブランドから初登場した”フィレンツェ”モデルのコートは、男は後ろ姿にもこだわるべきであると教えてくれる。今作は通常より高い位置でウエストをシェイプさせ、ベントもぐっと深め。
これはロングコート特有の綺麗なフレアードシルエットを出すための策で、尾州産上質ウールの豊かなドレープも愉しめる。令和の伊達な紳士に相応しい、まさに背中で語るコートである。
好調のスーツに続きコートでも”フィレンツェ”モデルが登場。トレンドのロング丈を採用し、高いウエストの絞り位置と深いベントで実に優美なシルエットを築く。上品な光沢を湛える柔らかなウール生地は、尾州の「丹羽正毛織」に別注したボタニーサージ。