2019年6月11日〜24日の4日間、イタリアのフィレンツェにて開催された「Pitti Immagine Uomo」。今回は96回目の開催となり、記念すべき100回目を迎えるまで残すところあと4回となった。今シーズンも、恒例となったMEN’S EX ONLINE編集長・平澤のピッティスペシャルレポートをお届け!
第96回のテーマは、「The Pitti Special Click」
毎回変わるピッティのシーズンテーマ、今回は「The Pitti Special Click」が提案された。
「クリック」という言葉には、ここ数年における世界中のファッションマーケットがSNSを通じてバイヤーやジャーナリスト、インフルエンサー、ビジターたちの多様な?クリック”を通じて常に異なる化学反応が起こり、進化し続けていく……というニュアンスが含まれている。
そして「Special Click」に大きく影響する「SNS」効果は、今季も素晴らしい成果をもたらした。世界各国から2000人以上のジャーナリスト、ファッションエディター、インフルエンサーが来場。ピッティ期間中だけでも、およそ1万3250件の投稿と、380万をこえるソーシャルメディアインタラクションが行われた。
イタリア以外の100ヶ国からは、1万8500万人以上のバイヤーが来場。フランス、トルコ、香港、ベルギー、ロシアの来場者が成長を見せた一方、ドイツ、スペイン、日本、アメリカの国々は数パーセントの減少を記録した。そんな中、常に来場者ランキングの上位に入る日本は今季もドイツに続き2位となる来場者数をマーク。これは、日本マーケットにおけるバイヤーやジャーナリストたちからのピッティ・イマージネ・ウォモの重要性が、まだまだ高いことを物語っている。