手は口ほどにモノを言う「 シャネル J12」

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手腕、手練、上手、敏腕など、賞賛の意を込めた手や腕に関する成句は多い。手は体の重要な一部であり、手元の主張は時に言葉以上の説得力をもつ。ゆえに自らのキャラクターを表すメッセージとしての意思ある時計選びが重要となるのだ。

ピアジェ
男の魅力を代弁する腕時計

今月の代弁する、人となり

志操堅固、剛毅果断──高い志と強い意思を持ち、物事を成し遂げる。本当の実力者は、決断力に優れ、ブレない自分を持っている。人としての確固たる本質を、黒く硬いスポーツウォッチが雄弁に物語る。

メゾンのアイコンを丁寧にフルリニューアル

少し派手めな大きな格子柄のジャケットに赤のタイと主張のある組み合わせだが、黒で包むとグッと引き締まって見える。何にも染まらない黒は、身に着ける人の意思の強さ、ぶれない精神性を表してくれる。また黒は、精悍にして荘厳、神秘的な雰囲気も醸し出す。

シャネルの「J12」は、そんな黒をまとう腕時計の先駆者だ。2000年の誕生以来、姿を変えずにきたメゾンのアイコンが今年、フルリニューアルされた。しかしその違いに気付ける人は、少数だろう。だが、ベゼルやリュウズをスリムにし、時分針を同幅にして……と、手が加えられた部分はなんと70%を超えるという。

これほど大幅に変更されても、誰もが一目でJ12だと分かるのは、無駄をそぎ落としたピュアなデザイン性や、スポーツウォッチの伝統にならった普遍性という確固たる芯を受け継いでいるからだ。さらに中身も、より高性能な新型キャリバー12.1へと進化させ、ケースバックもスケルトンとなった。

新生J12は、決してブレない芯を持ち、年齢を重ねるほどに外見だけでなく内面も磨く、魅力的な大人の男性が着けるにふさわしい

シャネル

CHANEL
シャネル

J12

本質からぶれることなく、ディテールを磨き、より一層の気品をまとう

ベゼルが細身になったことでダイヤルが広がり余白が生まれ、エレガントな印象に。2トーンになった針はスケルトンのようなヌケ感が出た。長く設え直されたブレスレットのコマが、気品を高める。新型キャリバー12.1は、シャネルが資本参加するムーブメント会社KENISSIによる開発・製造。約70時間駆動でCOSCも取得する。自動巻き。径38mm。高耐性セラミックケース&ブレスレット。63万2500円。6月発売予定(シャネルカスタマーケア)

ジャケット15万円/カルーゾ、シャツ1万4000円/トゥモローランドピルグリム、パンツ3万6000円/PT01(以上トゥモローランド) タイ1万8000円/ルイジボレッリ(ビームス六本木ヒルズ)
※表示価格は税抜き
[MEN’SEX2019年5月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)

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