GBS TROUSERS
GBSトラウザーズの２プリーツパンツ

伊ジャブス社のハイエンドラインをビームスが別注。
右（モデル着用）：複数の化繊に綿を混紡したウール風ジャージーパンツ。3万3000円
左：ポリエステル×綿素材。3万1000円（以上ビームス ハウス 丸の内）

素材は現代的に、仕立ては本格的に

長い持ち出しの先についた縦2列の留めボタン、ヴィンテージテイストの金具など、ビスポークパンツのようなディテールを備えた本作。ゆとりある腰周りからグッとテーパードするシルエットも相まって、オーセンティックなパンツブランドにも負けない風格がある。

機能的な素材だって、カッコよくていいはずだ。

クラシック服の取材をしていると「化繊やストレッチ生地はエレガントではない（美しくない、カッコよくない）」と考える人の多さに時折驚かされる。それはiPhoneなど「美しさ」と「機能性」をイコールで結ぶ現代のプロダクト観とは異なる、スノッブの力学ではあるまいか。

そんな常識への新たな挑戦者が、数年ぶりに再上陸する伊ジャブス社のGBSだ。化繊素材に機能を満載しつつ、上品に穿けることで大ヒットしたカジュアルパンツ「ジャブスアルキヴィオ」。その仕掛け人・中新井淳平氏をブランドディレクターに迎えた新生GBSは、穿き心地よく美麗な独自の化繊混素材とサルトリアルな仕立てにより、ドレスシーンからカジュアルにまで幅広くマッチ。次のブレイク、間違いナシです。