クラシックブランドのブースが固まるメイン館の前には、カラフルな人が腰かけた壮大なディスプレイ。
初日のビームスチームと、モデルのDavidのスタイル。常夏のフィレンツェの陽射しと石畳には、こうしたブラウン系のスーツが映えます。
こちらは2日目から合流した西口さん。ネイビージャケットのインナーにラガーシャツを挟み、その下にデニムシャツでタイドアップという新しいスタイル!
L.B.M.1911は、いつもトルソーでのコーディネート提案が上手。今回はグリーン、ブラウン、ベージュの組み合わせが目立った。
ジーゼニアは、テニスをイメージしたコーディネートやディスプレイ。スーツにもカジュアルにもハイテク素材が多数。
チルコロ1901は、転写プリントの技術力がどんどん上がっている。近くで見ると、もはや織りにしか見えないレベル!
今年で創業70周年を迎えるヘルノは、フィレンツェのレオポルダ駅で、過去のアーカイブとともに、これまでの素材の進化を見ることができるスペシャルパーティを行った。
圧巻の色バリを誇る、フェデーリのコットンシャツ。ネイビーやベージュ系だけでも、トーンの違いで多様な色がある。
ラルディーニのディスプレイの美しさは、いつも圧巻だ。今回は、イエローを効かせたブラウン系コーデが満載。
ドルモアは、コントラストを効かせたニットonニットの提案が良かった。
3代続くミラノのタイメーカー、ステファノ ビジは今年で80周年。おじいさんの代のアーカイブネクタイやカードケースなども公開。
クロケット&ジョーンズは、ローファーのバリエーションが多かったのも印象的。
GTAからは、ウエストのサイドアジャスタが内側で自在にゆるめられるスペシャルギミックのパンツが登場。
ソンリーザのジャージープリントシャツ。プリントを、ジャージー素材に施したというのが新鮮。
日本ではまだ新しいニットブランド、アルフレッド。ブロークンマシンというものを使い、わざと引っかいたような編みあがりにしているのが面白い。
人気のブース、ドレイクスのコーディネート例。スーツにもこうしたカジュアルなニットを巻いたりして、「スーツを楽しく着る」というメッセージが伝わってきた。
サンタニエッロは、素材開発力にかなり力を入れている。ブラウン系やソラーロ生地のバリエーションも多数。こちらは後日詳しくレポート予定。
ナポリの靴ブランド、フランチェスコ・べニーニョ。ひだひだになった靴の模様は、すべて革でプリーツのように作っている。
ガブリエレ パジーニ。英国テイストな胸元だが、実は結構派手柄を組み合わせている。しかし、色のトーンや柄のピッチのバランスが絶妙なので違和感なく馴染むのがさすが。
made in Italy の新星、アカーテ。服を邪魔しない、シンプル&上質な佇まいが海外&日本のバイヤーからも好評価。
ベルヴェストは、超軽量&アンコンのジャケットを発表。これだけの軽さ、柔らかさがありながら、きちんと見えるのは作りの良さの証拠。
PT01のサマーコーデュロイパンツ。かなり細畝で柔らかなタッチ、少し色あせたようなトーンも夏に◎。
サルトリオのディスプレイは、フォーマルにスニーカーを合わせたりと、スーツの着こなしの幅広さを提案していた。
日本の丹後発・ネクタイメーカーのクスカ。職人が、反物を織るのと同じように、1本1本全工程を手織りしているという手間のかけ方により、独自の風合いが生まれる。
海外からも大人気のカモシタ。スーツって、そんなに肩肘張らずに、もっとリラックスして楽しく着てもいいんじゃない? という気持ちになる。
パオロ アルビザッティのこちらは、ネクタイと見せかけて、実はタイ生地ベルト! 夏の腰周りお洒落に最適。
エリコ フォルミコラは、サファリシャツなどもリリース。薄手のシャツアウターも人気だった模様。
ムンガイのシアサッカーチーフ。チーフでシアサッカーというのが面白い。
フランコ バッシは、イエローに着目。ネイビーとのコントラストも、夏に映えそうだ。
べグ アンド コーは、ロンドンのアーティストであるジョン・ブースにスペシャルオーダーした絵画を、そのままストールの柄に!
REDAのプレゼンテーションは、最新機能素材の「レダ アクティブ」が出来るまでを分かりやすく展示。
エルネストは、ジャケットだけでなくスーツも。強く、渋い色のトーンが存在感大。
ロトゥセの、すべて土に還るエコな素材を使ったスリッポン。ソールの返りの良さ、歩き安さは抜群だ。
ロロ・ピアーナ一族の新ブランド「シーズ」。環境に配慮したハイテク素材が多数登場。
ヘルノの素材開発力も毎回、凄い。今回の目玉は、雨が降って生地が濡れると文字が浮かびあがり、雨が止んで生地が乾くと文字が消えるというスペシャルファブリック。実際に商品に水をかけての展示もインパクト大。
こうしたジュエリーブランドも、多数出展している。中でも美しかったのが天然石を大胆に使ったプロジェット・フェードのもの。
ブルネロ クチネリのコーディネート提案も、いつも統一感があって美しい。今回はスポーティなアイテムとドレスなアイテムのコンビネーションがカッコよかった。
ロサーセンは、スペシャルなイラストが描かれたポロシャツを発表。ゴルフだけじゃなく、街着カジュアルとしても着られそう。
フィオリオのネクタイも、イエロートーンが目立った。こちらは細やかな小紋柄が多数。
タリアトーレの生地感も良かった。とくに青のグラデーション、バリエーションの美しさは圧巻。
イーヴォからは、シャツのように見える極薄アウターも登場。アウターブランドは、夏に勝負できる軽量素材の開発に余念がない。
バグッタのカラーシャツはビビッドなトーン、多様な襟柄のバリエーションが目を引いた。
ナポリのティト・アレグレットは、ティトさんご本人が好む着こなしをそのままトルソーに。シャツの襟出し、中にスカーフをイン。
ヴァルスターは、日本製のシャリ感ある軽量ファブリックを投入。ラスティカラーも美しい。
白場を多めに取り、鮮やかな色を差し込んだドレイクスのストライプタイも良かった。
毎回ピッティで特定の国にフォーカスするゲストネーション。今回は、ジョージアに注目。知られざる新鋭ブランドが多数登場。
ベルスタッフからも、イエローを効かせた軽量アウターが登場した。
マリア サンタンジェロからは、夏に涼しげなウォッシュドリネンやガルザ調シャツが登場。
エドワード グリーン。ドレッシーな木型ながら、革の質感がラフという組み合わせが新鮮。
ルイジ ボレッリからは、今回もアーカイブ柄からとられたストライプシャツがたくさん登場。ブルーとブラウンを多用した逆抜きストライプは、この秋も気分だ。