今月の買い足し
オープンカラーシャツで夏の開放感を満喫
台襟と第一ボタンのないノータイ用の襟型、オープンカラーのシャツが久々復権。避暑用のシャツとして生まれただけに、開放的な休日スタイルに重宝すること確実だ。
※後編では、8つの人気ブランドのオープンカラーシャツをご紹介しています。関連記事:BEAMS中村達也の買い足しノート「オープンカラーシャツ」後編
中村さんの選択はコレ
GUY ROVER / ギ ローバー
襟型だけでなくシルエットもリラックス
イタリアのシャツ専業ブランドもこの夏は開襟をこぞって提案。リネン100%によるこちらは、背ダーツがなく全体的にゆとりのあるリラックスしたフィットが特徴だ。胸ポケットもカジュアル感を高めている。「涼しさ重視なら半袖もアリですが、大人っぽく装うなら長袖を袖まくりして着るのがおすすめです」と中村さん。
去年までの定番スタイル
夏の休日はポロシャツばかり、という方も多いのでは。涼しさはキープしつつ、装いのマンネリを解消したいところ。
伝統的な”避暑シャツ”が今、ふたたび注目の的に
M.E. この春夏はオープンカラーのシャツが本当に多いですね。
中村 そうですね。古くは’60年代の映画にも見られたように、夏の暑さをしのぐための伝統的な襟型です。かつては日本でも真夏のスーツスタイルの定番で、ベージュのリネンスーツに開襟シャツ、日除けのハットという装いが夏の風物詩だった時代もありました。それが昨今のトレンドキーワードであるヘリテージやリゾートといったテイストとリンクし、今再注目されているという流れです。
M.E. 首周りが開放的で涼感たっぷりですね。
中村 シルエットもややゆったりめに作ってあるものが主流ですね。ピタピタすぎるフィットはリラックス感を損なうので、サイズ選びの際はご注意ください。
M.E. 色柄も様々ですが…。
中村 レトロテイストなプリント柄も多いですが、M.E. 読者の方には無地をおすすめします。一枚でサラリと着ても、襟が違うだけで新鮮な印象になりますので、この夏、一枚買い足すと重宝しますよ。