グレーパンツの顔は、ジャケットを脱いでこそ面白い?【木・金曜日のグレーパンツ】

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グレーパンツの細かい話。—「今」な王道スタイル1週間—

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パンツ3万円/コービン、シャツ2万4000円/インディビジュアライズド シャツ(以上ユーソニアングッズストア) タイ1万3000円、ジャケット7万円/以上ブリッラ ペル イル グスト(ビームス ハウス 丸の内) 時計52万円/グランドセイコー(セイコーウオッチお客様相談室) ベルト〈スタイリスト私物〉
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パンツ3万9000円/ベルナール ザンス(シップス 銀座店) ポロシャツ2万6000円/ジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシー) ジャケット5万8000円/インターナショナルギャラリー ビームス(インターナショナルギャラリー ビームス) 時計155万円/グランドセイコー(セイコーウオッチ お客様相談室)

ジャケットを脱いだらパンツの顔が見えた

腰周りはパンツの顔だ。だから、シルエットと同じくらいこだわって選んでいる。アイビーリーガー御用達だったというコービンは、股上深めだがコンパクトな腰周り。フラットな表情が米国的だ。前立てのミシンステッチも素朴で、ドレスパンツにもかかわらずどこかチノパンのようなフランクさも感じさせる。アメリカ製は、この飾らない佇まいがたまらない。いっぽうベルナール ザンスはふんわりと丸い腰周り。インプリーツによって、クリースラインがカーブしているのが大きな要因だろう。生地も独特で、ポリエステルにウールやリネンなどが混ざっている。ドライタッチだが柔らかく、今までに触れたことのない感覚だ。これからの季節は、ジャケットを脱ぐ機会が増える。そんなとき、グレーパンツの顔が表に立ってくるのが、とても面白いのだ。



[MEN’S EX2018年6月号の記事を再構成]
撮影/竹内一将(STUH) スタイリング/四方章敬 ヘアメイク/MASAYUKI(The VOICE) 撮影協力/アルフレックス東京

※表示価格は税抜き

2024

VOL.341

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