ニューバランスファンの間で聖地といわれる生産地がある。米国、そして英国だ。じつはこの両国の違いは素材選びにあるという。米国は専用ラボを設けて、日夜最先端の技術を研究するなど、同社の進化の中核を担っていることからわかるように、素材も”スポーツ”を感じさせるものが多い。対して英国は、通常スポーツシューズには使われないような、上質なレザーなどを採用しているモデルも多いのが特徴。そんな違いまで味わうのも、ニューバランスならではの楽しみ方なのだ。
ニューバランスの母国アメリカでは現在5つの工場が稼動している。なかでも発祥の地、ボストン郊外にあるローレンス工場は米国最大級の規模を誇り、最先端の機材を完備。専用ラボを設けており、同社の進化の源となっているほか、キャリア数十年単位のベテランも多数在籍し、職人技術も継承し続けている。ちなみに服好きから人気の復刻モデル等も米国製が多い。
M1400日本の熱烈なオファーで正式リリースされた傑作
1980年代に企画されるも、当時の技術では量産が困難でお蔵入りに。日本支社の熱い要望で、’94年に日の目を見た、通好みなモデルだ。こちらはその傑作のなかでもキメ細かいヌバックレザーを採用した新作。6月発売予定。2万7000円
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