靴を磨いている人は意識も磨いています
自己評価を高めるために靴磨きは欠かせない!?
腕利きの靴磨き職人として知られる長谷川さんの下には、日々多くの人が訪れる。その中で最近目立つのが”自分を磨く”人たちだという。
「現在さまざまな業種の方が来店されていますが、共通していえるのは”いかに好印象を与えるか”という意識が非常に高いことです」。
もちろん”靴が好き”というのは大前提。それを踏まえた上で、自分の愛靴を仕事に活かすという考えの人が増えているというのだ。
「相手に好印象を与えるとなると、清潔感、キチンと感が何よりも大事。つまり靴を手入れするのは、スーツにしっかりとクリースを入れたり、清潔感のある髪型に整えたりするのと同じような感覚といえます」。
そして靴をキレイにするのは、他人に好印象を与えるだけではない。
「最高の靴に最高の手入れをして履くというのは、それだけで自分の気持ちも上げられます」。相手だけではなく自分にも好影響を与えられる。靴磨きにはそんな効能がある。
ブリフトアッシュ 長谷川裕也さん
南青山にある靴磨きショップ・ブリフトアッシュ代表。今年5月に開催された靴磨き世界大会で優勝を果たした、日本を代表する靴磨き達人。
ここまで出来れば完璧!
ブリフトアッシュ流靴磨きの流儀
ここでは長谷川さん流の靴磨きを紹介。もちろん簡単には真似できないが”最高”を知っていればこそ、目指す頂もわかるはずだ。
家でやるなら…
明日の記事「知っておけば自宅メンテが楽&確実になる【ブラシのハナシ】」で、家でできる靴のメンテナンス方法をご紹介します。
[MEN’S EX2018年02月号の記事を再構成]
撮影/平井敬治、宇田川 淳、植野 淳、村上 健、岡田ナツ子、武蔵俊介、久保田彩子 スタイリング/武内雅英(CODE) ヘアメイク/勝間亮平(MASCULIN) 構成・文/POW-DER 文/竹石安宏、吉田 巌(十万馬力)、山田純貴、安岡将文、間中美希子、秦 大輔 撮影協力/モルテーニ東京