ゼニス
デファイ クラシック

新たなフラッグシップ「デファイ」のために徹底ブラッシュアップされた”エリート”

デファイとは挑戦者の意味。1960年代に初めてゼニスはこの名のモデルを手がけ、2000年代にもブランドの頂点コレクションの称号として使用したが、ここ数年はこの名称をなぜか封印していた。

しかし2017年、驚異の100分の1秒計測を実現した「デファイ エル・プリメロ21」、さらにヒゲゼンマイ＋テンプに取って代わる新調速機構を備えた「デファイ ラボ」で突如復活。これらの大成功に勢いを得たゼニスは、今年”新生デファイ”としてシンプルな3針から複雑機構搭載モデルまで一気に発表し、新たなフラッグシップコレクションの誕生を印象付けていた。

こちらは3針モデルのスケルトンバージョン。径41mmのチタンケースに収められたのは、ゼニスの3針ムーブメントを代表する「ELITE（エリート）670SK」。

ちなみに同ムーブメントがフルスケルトンでメカズニムの全貌をさらけ出すのは今回が初だ。しかも、非耐磁性のシリコンを脱進機の一部に採用するなど随所がデファイ用に徹底的にブラッシュアップされた。先に紹介したムーブメントの名称の最後に「SK」とあるのは、まさにガンギとアンクルにシリコンを採用したことを示す。

未来的なデザインは、オープンワークの文字盤やローター、秒針のカウンターウェイトなど、至るところにブランドシンボルである星を型取り、マニュファクチュールの誇りをしっかり感じさせる仕上がりだ。

ゼニス デファイ クラシックのディテールをチェック！（写真6枚）

岸田克法　文／吉田 巌（十万馬力）
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