パルミジャーニ・フルリエ
カルパグラフ クロノメーター

優雅なトノーをモダンで力強くリニューアル

ブランドを率いるのは、神の手を持つと称賛された優れた技術力と幾何学や建築、そして自然を愛する聡明な美的センスとを併せ持つ時計師ミシェル・パルミジャーニ氏。彼は今年、優雅なトノー型コレクション「カルパ」のデザインにメスを入れた。ケースのカーブラインをシャープにして、ベゼルにレイヤードするラグもより角度を付けた。モダンで力強いフォルムを得たケースには、自社製の一体型クロノグラフ・ムーブメントが潜む。

コラムホイール制御＋垂直クラッチ、そして毎時3万6000振動のハイビートな既存の機械を、ケース形状に合わせてトノー型に仕立て直しているのは、時計製造に関するほぼすべてを自社で行う真のマニュファクチュールならでは。しかもクロノメーターを取得し、高精度も保証される。深みのあるブルーのダイヤルには、周囲に広がる放射状の深いギョーシェが力強い。

さらにディテールをチェック！（写真6枚）

撮影／岸田克法　文／高木教雄
※表示価格は税抜き