ジムの壁には無数のホールドと呼ばれる突起が取り付けられている。これらを使って自由に登ってももちろんOKだが、初心者はまず設定されたルートを登ってスキルを身に付けたほうが良いとのこと。よく見ると、ホールドの横には数字の書かれたテープが貼られていて、例えば「8」と書いてあったらそれは8級のルートという意味。「S」がスタートで「G」がゴールを表しているので、同じ番号が書かれたホールドをたどってゴールを目指す。ルートは8級から1級までレベルに応じて設定されているので(その上には「初段」や「2段」というルートもあるとのこと)、自分に合わせたルートを選ぶことができる。
ただ、手を伸ばすだけじゃダメ
「S」と書かれたホールドを両手で持ち、足も指定されたホールドにかけた状態でスタート。ゴールのホールドに両手をかけることができたら、そのルートをクリアしたことになる。早速、1番下の8級のルートに挑戦してみるが、これがなかなか難しい。単純に手の力でホールドを握りしめて登っていくと、すぐに疲れて握力がなくなってきてしまう。ホールドには様々な形があり、どの角度から持つと体を支えやすいかなどを考えながら登っていく必要があるのだ。