(左)シュウゴアーツ代表 佐谷周吾さん
銀座・佐谷画廊でディレクターを務めた後、独立。2000年、現代美術に特化したギャラリー「シュウゴアーツ」を設立。
(右)アートコレクター 吉野誠一さん
現代美術の作品を幅広く収集。また都内近郊のギャラリー等を紹介するフリーペーパー『GUIDE』の発行人でもある。
美術品を収集・保存・展示する施設が美術館なら、アーティストの作品を展示・販売する施設がいわゆるギャラリーだ。
「その中でも生きている作家の作品を展示して売っているのが、現代美術のギャラリー」と佐谷さん。展示会のオープニングには作家もギャラリーに詰めていることが多く、彼らと直接会話を交わせる場面も少なくない。そこで発想の深部に触れることができれば、それが刺激となって自分の中にもまた新たなアイデアが湧くこともあるだろう。「多忙な人には六本木や天王洲のように複数のギャラリーが狭い範囲に集まっているところがお勧め。2時間もあれば一気に見て回れます」と、吉野さんも言うように、まずは様々なギャラリーを見て回りたい。繰り返し作家との対話やアート作品に触れる中で、仕事に活かせる発想力やそこからの気付きが磨かれていくことだろう。
アートコレクターの吉野さんに教えてもらう感性を養えるギャラリー(写真4枚)
[MEN’S EX 2018年2月号の記事を再構成]
文/星野勘太郎