【MADE IN JAPAN】地場産業にモダンあり #2 TIMONE(ティモーネ)

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南北に長く広がる日本は、その土地土地の風土に根付いた産業が古くから伝わってきている。その伝統を継承しつつ、”今”を取り込む。そんな新しい動きが其処此処から生まれている。地元に根付きつつ、世界をも見据えた新しいMade in Japanの波。そこから生まれるプロダクツにこそ、これからの日本を牽引する可能性があるのではないか。その息吹を体現する、新世代ローカルプロダクツを厳選した。

合繊長繊維を用いたテーラリングの新展開

voice_20171019_timone_1.jpg 深みのある風合いのネイビー・セットアップ
ナイロン素材独特の絶妙の光沢感、ジャカードのような表情豊かな柄行き、その上どこまでも軽く、驚くほどの揆水性とストレッチの効いた着心地。スニーカーと合わせてカジュアルに着こなしたい。出張等にも重宝する。ジャケット4万円、パンツ2万1000円(以上ティモーネ 東京ショールーム)

TIMONE【ティモーネ】/石川

合繊産地として名高い石川県で、世界的トップメーカーとして知られるカジナイロンが満を持して送り出した自社ブランド。最新の素材を使い、地元の縫製工場で仕上げられる。

繊維王国・石川県を代表するメーカー発のファクトリーブランド

ナイロンの特長を最大限に生かしつつ、ジャケットスタイルに落とし込むという大胆な発想。機能性とスタイリング鮮度の両立を図る、地元発のブランドは、ナイロンの特性を知り尽くしたメーカーだからできるテーラリングの新しい流れになる。しなやかで、品のいい光沢感。セットアップで着こなしても硬くなり過ぎず適度なカジュアル感が魅力だ。

「50年にわたり世界のトップブランドへ生地提供してきたノウハウを活かしての商品づくり」と謳うように、単にファクトリーブランドと呼ぶ以上のクオリティを保っている。

voice_20171019_timone_2.jpg

最新設備と研究力でハイテク素材をリード
合繊長繊維のトップメーカーとして衣料だけでなく、様々な分野で使われる繊維の開発を行っているカジナイロン。その機能性の高さは折り紙つき。

石川で合繊長繊維が盛んな理由

■江戸時代以前から繊維産業が盛ん
■県をあげてメーカーをバックアップ
■機屋のほか縫製工場も地域に有する

[MEN’S EX 2017年11月号の記事を再構成]
撮影/ケビン・チャン スタイリング/武内雅英(CODE) 取材・文/中河由起恵(PARAGRAPH)

※表示価格は税抜き

2024

VOL.341

Spring

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