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実はタイヤも凄い!

雪上走行中の4WD
スタッドレスタイヤ
4WD機能と同じように、日々進化を続けているタイヤの技術。雪上走行の安定性はもちろんだが、スタッドレスタイヤを装着して通常の路面を走った時の静粛性や燃費性能も大きく向上している。

ちなみに、この日の試乗車に装着されていたスタッドレスタイヤはすべてミシュラン製で、モデルによって「X-ICE3」と最新の「X-ICE3プラス」が使い分けられていた。毎年、こうした雪上試乗会に参加するたびに感じることだが、クルマの性能以上にタイヤの進化がすごい。ミシュランは日本にも開発チームが在籍しており、1982年に日本で初めてスタッドレスタイヤを発売して以来、37年にわたって北海道のテストコースなどで開発を続けているというが、人が歩けないような滑りやすい路面でもしっかりとグリップしてくれることに加えて、雪のないアスファルト路面での剛性感や静粛性の高さも実感できた。

イスバーンを走行中の4WD
最新の4WDとスタッドレスタイヤを組み合わせれば雪道はほぼ安心。危険なのは雪の下に隠れたアイスバーンなのだが、今回の試乗ではそれを含めても驚くほどの安定性を見せた。

VWの4MOTIONラインアップに共通するのは、安全性をすべてに優先している点だ。この日の試乗でも、ツルツルに磨かれたアイスバーン状の路面であっても一度もスピンすることがなかったのには驚いた。危険な状態になる一歩手前でしっかりとサポートしてくれる。いかにもVWのキャラクターにマッチした4MOTIONの特性は、日常生活における大きな安心感につながるものだと思う。



文/藤野太一 写真/柳田由人 編集/iconic



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