難しいUターンを集中レッスン
筆者が個人的に役立つと感じたのは、Uターンの練習。ツーリングなど公道を走っていると、狭い道でUターンしなければならないシーンに遭遇することがあるが、なかなかスムーズにUターンするのは難しい。とはいえ、公道ではなかなか練習する機会がないので、こうしたレッスンで集中的に練習できるのはありがたい。

Uターンの練習はインストラクターが見本を見せてくれる。まずは足を付いて曲がるところから段階を踏んで練習できる。

練習のかいあって、狭く仕切られた中でもUターンできるようになった。
駐車場でのレッスンの締めくくりはパイロンで作られた大小のコーナーをつなげて走る総合走行(サイドワインダーと呼ばれる)。パイロンで仕切られたタイトなターンから、アクセルを開けながら曲がるような高速コーナーまで、様々な種類のカーブを走れるので、タイトなところはリアブレーキを使いながらリーンアウトで、高速コーナーはバイクと一体となって傾けるリーンウィズで、と習ったことを思い出しながら走るのはかなり楽しい。

パイロンで作られたコースを走り回るのはかなり楽しい。
同世代の参加者とショートツーリングを楽しむ!
そして、いよいよ公道に出てのショートツーリングへ。何台ものバイクで連なって走るグループツーリングでの走り方は経験がないとなかなかわからないものだが、互い違いになって走る千鳥走行のやり方や、そのまま交差点を曲がる際の注意点まで丁寧にレクチャーしてもらえるので、初心者でも戸惑うことなく走ることができる。

ツーリングの際は前後にインストラクターが付いて走ってくれるので安心感が高い。
ツーリングするコースも、景色の良いところや気持ちの良いルートが選ばれているので、それほど長距離ではないもののツーリングの楽しみを存分に味わうことができた。目的地の公園に到着すると、参加者同士も自然に打ち解け、バイク談義に花が咲く。参加している人はリターンライダーが多いので、年齢層も近く、昔乗っていたバイクの話など共通の話題が多いことも会話を盛り上げてくれる。