自動車評論家・島下泰久氏が自ら語った『2019年版 間違いだらけのクルマ選び』

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日本を代表する自動車評論、故・徳大寺有恒氏の名著『間違いだらけのクルマ選び』シリーズを受け継いで4冊目となる最新版が2018年末に草思社より刊行された。100年に一度のクルマ大変革期と言われる今、クルマの未来はどうなるのか? 著者・島下泰久氏本人が、その読みドコロを綴る。

2019年版 間違いだらけのクルマ選び

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巨匠・徳大寺有恒氏のこと

自動車評論家という肩書で、クルマ好きからのみならず一般世間からも認知された唯一と言っていい人物が、徳大寺有恒氏である。氏は2014年にこの世を去ったが、彼の前にも、そして後にも、その肩書でもってお茶の間レベルにまでその存在が浸透した人は皆無と言っていいだろう。

徳大寺有恒氏は、1976年に『間違いだらけのクルマ選び』でデビュー。翌年の『続・間違いだらけのクルマ選び』と合わせて合計120万部を売り上げ、自動車関係書籍の中だけでなく、すべての書籍の中で年間ベストセラー第1位を獲得する。自動車に対する舌鋒鋭い評論を展開するのみならず、造詣の深い芸術やファッション、そして男の生き方までも縦横無尽に語った、様々な著書を残した氏は、今で言うところのライフスタイルを語れる自動車の書き手の奔りでもあった。

そんな徳大寺氏の活躍の舞台のひとつだったのが雑誌『MEN’S EX』。私が徳大寺氏と最初にご一緒させていただいたのは、まさにこの『MEN’S EX』誌の仕事に於いてだった。おそらく2004年頃の話である。それから縁が繋がって、2011年には『間違いだらけのクルマ選び』を共著として刊行することになる。この本は2006年に一旦終結していたのだが、復活に際して私が呼ばれたのだ。

2024

VOL.341

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