今季のアイテムの中から、”これは絶対名作になる!”という逸品をMEN’S EX編集部員が徹底討論。ヒット確実の傑作をご紹介する。
最高峰が贈る入門作
マグネット式の留め具も便利
マグネットを仕込んだレザー留め具を装備。開閉がワンタッチで大変スムーズだ。A4書類がしっかり入る容量も仕事使いに頼もしい。
縦36×横30×マチ9cm。
各3万5000円
買いやすく、使いやすい名門ブランドの新機軸
田上 最近、ブリティッシュな鞄がトレンドとして注目されていますけれど、シンプソン ロンドンは英国最高峰の一角ですよね。
小曽根 名門タナー・クロールのビスポーク部門が独立して作ったブランドだからね。創業は最近だけど、職人は超がつくベテランばかり。ステッチの精密さなんか凄いよね。
田上 一方でそういった名門って、自分のスタイルを固持して良くも悪くも変わらないところが多いですが、シンプソン ロンドンは新挑戦に意欲的。このコンビも目新しいです。
小曽根 防弾チョッキにも使用される英リバテックス社製ナイロンと、英国製ブライドルレザーのコンビだそう。いわば屈強素材の新旧競演といった組み合わせが面白いよね。丈夫で軽くて、価格も手ごろ!
田上 薄マチなのにしっかり自立するのも凄いですよね。
小曽根 持ち手はダレスバッグのハンドルをモチーフにしていたりと細部も凝ってる。最高峰ブランドの入門作として最適な新作だね。
話したのはこの2人
田上雅人(時計・クルマ担当) シンプソン ロンドンのクラッチを愛用。服も鞄も英国好き。
小曽根広光(新副編集長) モノはガンガン使い倒す派。ゆえに選びは丈夫さ重視。
Brand Story SIMPSON LONDON(シンプソン ロンドン)
英国最高峰の鞄ブランドとして知られるタナー・クロールのビスポーク部門が独立し、1997年に創業。工房はロンドン市内に構える。
お問い合わせ先
MIYAKE シンプソン ロンドン事業部
TEL:0798-20-8607
[MEN’S EX 2017年12月号の記事を再構成]
撮影/若林武志 文/吉田 巌(十万馬力)