価格でも、速さでもない
エグゼクティブがラグジュアリーカーを選ぶ20の理由
高価であること。速いこと。豪華であること。もちろん、それもラグジュアリーカーを形づくる要素だ。
けれど、一台を選ぶ理由はそれだけではない。受け継がれてきた歴史、遠くまで走りたくなる心地よさ、自分だけのために仕立てる愉しみ、名車に宿る希少性や来歴。そして、そのクルマだからこそ出会える特別な体験や文化まで。何を買うかではなく、何を理由に選ぶのか。
エグゼクティブのための、いまのラグジュアリーカー選びを20の視点から考える。
【II】CHOICE 自分の価値観で選ぶ
(7)いつもの道を特別にする
出勤やジムへ向かう、移動の時間まで愉しみに変えたい。エグゼクティブには、ライトウェイトスポーツがよく似合う。エンジンを回し、軽い車体をコーナーへ導く感覚は、いつもの道さえ特別なものに変えてくれる。絶対的な速さではなく、速度を上げなくても濃密な運転感覚を味わえることも魅力だ。さらに、限られた2シーターの空間は、外の喧騒から距離を置き、自分自身に戻る時間にもなる。
最高出力252psから始まり、最終的には300psまで高められた1.8リットル直列4気筒ターボをミッドシップに搭載。約1.1tという軽い車体と前後ダブルウィッシュボーン式サスペンションが生む、ひらりと向きを変える感覚こそA110の真骨頂だ。日本での受注は2026年3月に終了しており、その存在はいま改めて貴重になっている。
軽量スポーツカーの代名詞、ロータス。その最後の純エンジンモデルとなるエミーラは、少なくとも2030年まで生産継続の予定だ。エリーゼやエキシージより室内の使い勝手が大きく向上し、日常にも無理なく付き合えるのが魅力。2026年現在は2.0リットル直4ターボを積むTurbo系に加え、3.5リットルV6を搭載するV6 SE、さらに420 Sportまでラインアップする。価格1573万円〜(ロータス カーズ)
[MEN’S EX Autumn 2026の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
※表示価格は税込み





