BEVはこうして“当たり前”になっていく。フォルクスワーゲン ID.4、たゆまぬ進化の現在地

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ID.4

出力向上と150kW級急速充電対応で磨かれた電動SUVの実用性能

もはや“新しい乗り物”ではないBEVに問われるのは、日常の中でどれだけ自然に使え、どれだけ確かな信頼を積み重ねていけるかということ。フォルクスワーゲン ID.4の今回の改良は、それに向き合ったアップデートと言えよう。

2022年に日本市場へ投入されたID.4は、MEB(モジュラー・エレクトリック・ドライブ・マトリックス)を基盤とするブランド初のフル電動SUVだ。広い室内空間と低重心パッケージ、リアモーター/リア駆動による素直なハンドリングを備えていた。今回の改良は、その基本性能を揺るがすことなく、BEVとしての実力を着実に引き上げる内容となっている。

最大の進化はProに与えられた動力性能の強化だ。電動モーターは最高出力286ps、最大トルク545Nmへと引き上げられ、従来モデルから+82ps、+235Nmという大幅な向上を果たした。数字以上に体感的な差は大きく、アクセル操作に対する反応はより力強く、かつ余裕に満ちたものとなる。高速域での伸びや追い越し加速においても、BEVならではの即応性が一段と磨かれた印象だ。

もうひとつの重要な進化が、充電性能である。急速充電時の最大受け入れ電流が305Aへと向上し、150kW級の充電器に対応したことで、外出先での充電時間は着実に短縮された。これは移動計画に余裕をもたらす、実用面での進化と言える。

インテリアでは、12インチディスプレイを備える純正インフォテインメントシステム「Ready 2 Discover MAX」を全車標準装備。操作系の配置見直しも含め、日々触れる部分の質感と使い勝手を底上げしている。

価格はLiteが528万7000円、Proが661万8000円。今回の改良はキャラクターを変えるためではない。BEVとして避けて通れない“走り”と“充電”という核心部分を、確実に進化させたモデルである。派手な主張はないが、改良を積み重ねることでBEVの標準像が見えてくるとすれば、ID.4はその道程を着実に歩み続けているのだ。

フォルクスワーゲン

https://www.volkswagen.co.jp/ja.html

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