静かに完成度を高めた日本を代表するBEV。日産 アリアがマイナーチェンジ

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アリア

デザイン、快適性、デジタル体験──“日常に効く改良”がもたらすBEVの成熟

日産のフラッグシップBEV「アリア」がマイナーチェンジを受けた。劇的な変化こそないが、装備、快適性、デジタル機能といった日常で体感できる部分に手が入れられており、完成度を一段引き上げる内容となっている。

エクステリアでは、フロントフェイスが変更された。グリル部はボディ同色仕上げとなり、従来以上にクリーンで統一感のある表情を獲得。加えて、20インチアルミホイールには新デザインが採用され、足元の印象を引き締めている。日本的な感性を意識した深みのあるカラー「翡翠乃光(ヒスイノヒカリ)」も新色として設定された。

インテリアでは、新たにホワイト/グリーンの配色を導入。明るさと落ち着きを両立した色調は、水平基調のインストルメントパネルやフラットフロアが生み出す開放感と相まって、より上質な室内空間を演出する。素材や色の選択は派手さよりも長時間の快適性を重視しており、移動そのものを穏やかな時間へと変える。

アリア

最大のトピックとなるのが、Googleを搭載した新世代インフォテインメントシステムの採用だ。Googleマップ、Googleアシスタント、Google Playといった機能を車載システムに統合し、音声操作やナビゲーション、アプリ利用を直感的に行える。EV特有のルート案内や充電計画とも連動し、日常の使い勝手を大きく向上させている点は見逃せない。

走行性能面では、日本の道路環境を想定したサスペンションチューニングが施された。路面の継ぎ目や段差での突き上げを抑え、乗員が感じる揺れを低減。静粛性の高さと相まって、都市部から高速道路まで一貫して落ち着いた乗り味を実現している。運転支援機能も引き続き充実し、長距離移動時のドライバー負担を軽減する。

実用面では、V2L(Vehicle to Load)による外部給電に対応し、最大1500Wの電力供給が可能となった。アウトドアや非常時の電源として活用できる点は、BEVならではの価値を日常に引き寄せる装備だ。

高性能仕様の「アリアNISMO」も同様に最新インフォテインメントを採用し、e-4ORCEによる四輪制御の緻密さとスポーティな走りを維持しつつ、利便性を向上させている。

価格は667万5900円から807万2900円。なお、アリアNISMOの価格は後日発表となる。

今回のマイナーチェンジは、アリアを“新しく見せる”ためのものではない。使い勝手、快適性、デジタル体験といった具体的な部分を磨き込み、電動フラッグシップとしての完成度を着実に高めるための改良である。その静かな進化こそが、このクルマの価値を物語っている。

日産自動車

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