
最新の着こなしに身を包み、身体のシェイプも万全。これで女性にモテるかと思えばさにあらず。
フランス文学者にして古今東西のエロスに造詣の深い鹿島 茂さんによれば異性を惹きつけるセクシーさに知性は不可欠。さらに自ら決めた方法を徹することで、本当に自分のものとなる。
その極意を学ぶ5冊の書籍を推薦いただいた。
フランス文学者・評論家
鹿島 茂さん
仏文学者として大学で教鞭をとりつつ、官能やエロスに関してさまざまな著作を発表している。『職業別パリ風俗』での読売文学賞など受賞歴多数。
『逸翁自叙伝』

女の園を率いたエグゼクティブの魅力を学ぶ
阪急と宝塚と東宝をつくりあげた実業家・小林一三の自伝。サラリーマンとして長い回り道をくったあげくに独立を決意した小林一三が徒手空拳で大手企業と闘うためにどのようなアイディアで勝負したか、今日でも参考になるエピソードが満載である。男のセクシーさは常に女性の視線を取り込んでいくことで生まれるものである。1000円 小林一三著 講談社学術文庫
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『O嬢の物語』

SM版源氏物語が教えてくれる絶対の信頼感
真にセクシーな男性になりたかったら、女性の究極のファンタズム小説である本書に描かれたステファン(スティーヴン)卿をモデルとすべきである。女性のファンタズムであるゆえ現実にはありえない存在だが、しかし、それを真似るだけでもモテるようになることは確実。680円 ポーリーヌ・レアージュ著 河出文庫
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