スーツ13万6000円/ラルディーニ、シャツ2万円/ギ ローバー、タイ1万5000円、チーフ
6000円/以上ジエレ、ベルト1万円/ビームスF(以上ビームス ハウス 丸の内)
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伝統の46系ムーブメントの進化版にして、ブランド初の機械式月齢機構を叶えた「46系F7」を搭載。
その精緻なメカはシースルーバックに加えて、9時位置小窓からも視認できる。
風防は視認性に優れる両球面サファイアクリスタルを採用。
自動巻き(手巻き付き)。日差+15秒~‒5秒。径41㎜。厚さ13.8㎜。SSケース(SUS316L)。
本ワニ皮革ストラップ。17万円
40代後半の男ざかり。その人としての成熟を手元で表現したいとき、ムーンフェイズ機構付きの時計は面白い選択だ。
このくらいの年齢なら本格的な機械式を何本か所有しているかもしれない。しかし月齢表示に関しては、ツウ好みの古典的時計といったイメージが邪魔してか、意外とノーマークな人が多いというのも推しの理由だ。
確かに現代では月齢表示の実用性は高くないかもしれない。だが、月の満ち欠けを精緻な機械で再現したこの機構からは、人類が月と共に生きてきた歴史のロマンが確かに感じられる。それが、所有者を奥行き豊かな大人の男として印象付けてくれるのだ。
複雑機構ゆえ値が張るのがネックだが、オリエントスターの「メカニカルムーンフェイズ」なら良心的価格をキープ。
しかも今作はじつにスタイリッシュだ。9時位置のオープンワークをはじめ〝魅せる”ことにこだわった意匠は、モダンな艶気さえ感じさせる。慌ただしい日常でも、ときに天空の月に思いを馳せるくらいの余裕を持ちたいなら、是非チェックを。
撮影/若林武志 スタイリング/森岡 弘(GLOVE) ヘアメイク/ 古川 純 文/吉田 巌(十万馬力)