福を呼ぶ、小型家電

おおよそ家電というと、なぜか女性ジャンルと思われがちだが、実際のところ家電ほど男性的なアイテムはないのではないかと思う。というのもエレクトロニクス分野の一部門というのもあるが、ハードウェアというマスキュリンな要素を多く持っているからだ。
その上、昨今のデジタル化は家電を全く新しい文脈のアイテムへと進化させている。そんな家電の中でも、注目すべき小型家電の秀作をMr.M.E.のライフスタイルに添って見てみよう。

Mr. M.E.は… 「美味しい」に起こされる幸せを知っている。
けたたましい目覚ましで起こされる朝は、どうしても憂鬱になりがちだ。では、どんな寝起きが好ましいか。心地よく起きて、余裕たっぷりでオフィスに向かう。スタートダッシュに勢いがつく。そんな朝の目覚めに最高のアイテムとは何かを考えてみる。そう、コーヒーの香りで目覚める、遠くから香る焼きあがったトースターの香りで起き上がる。それが理想なのだ。
「贅沢を言わないで!」妻からそんな声が聞こえてきそうだが。その贅沢を、限りなくナチュラルにこなしてくれる家電がある。コーヒーなら起床時間に合わせて設定しておけば、コーヒーの香りで起こしてくれるという機能を持っているネスプレッソに。トーストの香ばしい香りは、バルミューダに任せればいいだろう。さて、いい寝起きは、いい仕事につながるか、確かめよう。

Mr. M.E.は… 没頭できる「趣味」の重要性を知っている。
確かに日本人は仕事最優先ということに疑問を持たない傾向にある。本当にそれでいいのか? 自分だけの時間=オフに何をすればいいのだろう?
仕事以外の何かに没頭すること。大げさでなくてもいい。自分回帰と、新しい発想を生むためにも、リフレッシュの時間としての趣味は人生においてとても重要なのだ。
「わかってはいても、なかなか始められない」。そんな内なる声が聞こえてくる……。そんなとき私は、まず、道具からスタートすることにしている(言い訳ではない!)。例えば、カメラ。スマホでも十分な時代にあえてカメラを持つ。そのカメラで写真を撮ることを目的として旅に出るのも素敵ではないか。
一つの趣味から広がる世界を楽しむ。共有できる友を見つける。趣味とは自分の世界拡張することに他ならないのかもしれない。