[パレスホテル東京]
衣・食・住の感性を磨ける“グランドホテル” での愉しみ
ライフスタイルの様々なシーンによる要望を多角的に満たす “グランドホテル” の魅力とは? 丸の内のランドマークであるパレスホテル東京の総支配人、渡部 勝さんに伺った。
「心地よい緊張感とランドマークとしての親近感、その両方を楽しんでいただきたい」

株式会社パレスホテル 専務取締役
パレスホテル東京 総支配人
渡部 勝さん
早稲田大学を卒業後、1987年パレスホテル入社。2012年総支配人就任。以降13年間にわたり、ホテル運営に尽力。
格式ある空気に触れる その度に感性が磨かれる
戦後丸の内に設立された国有国営ホテルを前身に1961年に開業。2012年にリニューアルを果たした歴史を持つパレスホテル東京。外資系ホテルの上陸が加速する今、同ホテルは“街の顔”としての矜持を磨き直している。
「堂々たるファサードと車寄せを備え、宿泊、食事、バー利用、宴会、婚礼そしてスパまで、都市に生きる人々の社交やライフスタイルを多角的に支える大きな器。地域の景観や文化を結び、日常から儀礼までを受け止められる存在を、私たちは“グランドホテル”と呼びます。そんな伝統的な格式あるホテルとしての在り方は保ちつつ、今はより私たちの世界観に共感して下さるお客様をまっすぐ迎えたい。そのために“パレスホテル東京らしさ”を随所で磨いています。高層ビル内に組み込まれるホテルが増える中、地上にどっしりと構え、街の記憶となる存在感は、私たちの強い個性になるはずです。丸の内でしか感じられない独自の魅力を届けたいです」と語るのは総支配人の渡部さん。
“パレスホテル東京らしさ”その核に据えるのは、丸の内という土地を象徴するランドマークとしての在り方だ。東京の中心にありながら皇居に寄り添い、静謐さが漂う丸の内。そのムードをパレスホテル東京は隅々に宿る美意識で体現する。
「神は細部に宿るといいますよね。本物を知る人に向けて細部の質を徹底してこだわる。その積み重ねが、ホテルに入ったときの凛とした空気感を生むのではないでしょうか。例えば街を代表する“グランドホテル”として、私たちはオーセンティックな装いにもこだわります。どんなオケージョンでいらっしゃった方もアテンドできるように心がけています。ドレスコードが失われつつある現代ですが、品格やエレガンスを意識してくださる方をお見かけすると嬉しくなりますね。ホテルの品格はゲストが作るものでもありますから」。
この背筋が伸びる空気は、宿泊に限らず多様な場面で味わえる。ランチやディナー、アフタヌーンティー、バーでの一杯。日常の延長で足を運べる間口の広さが、“グランドホテル”にはある。そのようなホテルは現代に残された“ドレスアップを楽しむ舞台”だ。ランドマークに通い、格式ある空気に触れる。その積み重ねにより、衣・食・住の感性が磨かれるのだ。
Philosophy
隙のないドレスアップの中にマイブームをさりげなく表現

「私にとってスーツとネクタイはスイッチ。戦闘態勢に入る合図です。夏でもタイを締めると不思議と汗が引くんですよ」と語る渡部さん。白のダブルカフスシャツをタイドアップするのがユニフォームで休日以外はほとんどスーツに袖を通すという。本日のスーツは「ブリッラ ペル イル グスト」の一着。スーツは気分に合わせて色を替えて楽しみ、最近のマイブームはブラウンだという。

オーダーで誂えたシャツの袖口で光る鍵モチーフのカフリンクスは、10月の『ミシュランキー』2025年版で最高評価「3ミシュランキー」に2年連続で選出された際のフランス授賞式でも着用した一対。
パレスホテル東京
東京都千代田区丸の内1-1-1
TEL:03-3211-5211
[MEN’S EX Winter 2026の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)





