今、メゾン界隈もレザー&カシミアが一大潮流に
本質主義な服作りに注目が集まる今、メゾンブランドの間にもカシミアとレザーを使ったアイテムが増えている。そのなかでも特別な輝きを放つのは、やはりこのふたつを本領とする名門の一着だ。クオリティとスタイル、そして一流のクリエイティビティに満ちた名品をここに厳選。
Hermès(エルメス)
極上のレザーはユーモアのキャンバス
武道に守破離の極意があるごとく、技を突き詰めれば自由に至る。本質を極めれば固定観念から解放され、無限の可能性が開けるからだ。エルメスのレザーは、まさにそんな境地の体現である。息をのむほどしなやかなラムレザーで仕立てるのは、気負いを全く感じさせないスポーティなブルゾン。前立てを備えたフードは着脱が可能で、レイヤードしているかのようなデザインだ。極上の肌触りとともに、軽やかなユーモアを堪能したい。272万8000円(エルメスジャポン)
[MEN’S EX Winter 2026の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
※表示価格は税込み





