改めて知っておきたいドレスコード(フォーマル)の今
式典や晩餐会など、「もしも……」の招待の装いをプロが指南!
いざという時に備えて、フォーマルの知識とその装いについて専門知識を持った講師に取材。分かったのは、ドレスコードを守りながらも個性を表現することこそ、今の時代に求められるフォーマルだった。
ここでは、式典やパーティが増える年末年始に向けて、着用頻度が増えるであろう略礼装について、講師からのアドバイスをお伝えしたい。控えめながらも、晴れやかに見えるミッドナイトブルーのスーツは、フォーマルにも対応してくれるので、これからの時季は特に重宝する。
「ミッドナイトブルー」は礼装としてアリか、ナシか?
これから式典や会合などが増える時季には、誠実さや信頼感を演出できるミッドナイトブルーのスーツのご活用を。柄は無地が適切で、タイの色柄でシーンに合わせた個性を演出できますし、共地のベストなどを作っておけば、結婚式などの華やかな場にもぴったり。しかも、ミッドナイトブルーやチャコールグレーのダークスーツは、略礼装にも着回せます。祝いの場である結婚式でもブラックスーツを着る日本の習慣は世界標準ではありません。英国はチャコールグレースーツを着て結婚式に参列する人が多いようです。ちなみに、節目の時期に行う挨拶回りなど、相手の印象に残りやすい場面にも光沢感のあるミッドナイトブルーは、晴れやかな印象を残せるので有効です。
- 汎用性の高いノッチトラペル
ピークトラペルも華やかですが、ビジネスとの兼用ならノッチトラペルが無難です。
チャコールグレーも使える!
ミッドナイトブルーは既にお持ちという方には、チャコールグレーも略礼装に通ずる上品さなのでオススメ。スラックスだけ、といった単品使いが可能なところもポイントになります。
友人の結婚式に
上品な光沢を放つソリッドなシルバーグレーのタイに共生地のベストを挿すだけで、ドレス感を格段にアップさせることができます。結婚式など、華やかなシーンにお呼ばれする装いにも着回すことができます。
会社の祝賀パーティに
高貴な印象を与えられるパープルカラーをシャツとタイにあしらうことで、式典や祝賀パーティへのお呼ばれにぴったりなエレガントな装いに。白場を持たせたクレリックシャツが清潔感を高めてくれます。