ファッションとしてはもちろん、確かな品質も備えた本格眼鏡。鯖江の老舗から世界の有名メゾンまで圧巻の1000本以上の最新フレームを1冊に網羅した『本格眼鏡大全 2024』が発売中。その中身を一部ピックアップしてご紹介する。
Leowl in eye(ルオール イン アイ)
フクロウを隠し味にした鯖江職人が手掛ける本格派
ルオール イン アイは、鯖江の内藤眼鏡が内藤熊八作に続いて世に送り出したブランドだ。眼鏡のモチーフとなるのはフクロウ。その独特な生態と佇まいから“森の哲学者”と呼ばれ、ギリシャ神話では女神アテナの象徴とされるなど、古今東西を問わず人々に親しまれてきた生物である。あのずんぐりと丸く愛らしい姿に惹かれる人は多いが、デザイナーの内藤裕之氏もそのひとりだろう。
デザインを見てもそれは明らか。例えばファーストモデルのメタルフレームは、多角ながらまったくエッジのないラウンドデザインで、つぶらなフクロウの眼にそっくり。メタルとアセテートを融合してクラウンパント風に仕立てたモデルもやはり同じであり、いずれも角が取れた丸いリムデザインが特徴的だ。また、フクロウのくちばしを象ったような前に突き出たブリッジなどにも遊び心が感じられる。
その一方で、眼鏡の作りは真摯そのもの。すべてのパーツは職人が手作業で一から作り出し、ブリッジやテンプルに緻密でエレガントな彫金を施す。フレームは全体的に繊細なラインでまとめつつ、トレンドのデザインやカラーを取り入れてディテールにもしっかりこだわっている。モチーフを程良い隠し味にした本格派の眼鏡なのだ。
Leowl in eye(ルオール イン アイ)
BRAND INFO
創業年/2021年
創業者/内藤裕之
現在地/日本
問い合わせ先/内藤眼鏡
TEL:0778-52-4789
ブランドの特徴
1. 鯖江の老舗工場が送り出す比較的新しい眼鏡ブランド
2. フクロウをモチーフとする丸みを帯びたデザイン
3. 遊び心を加えつつ細部まで精緻に仕上げた本格派眼鏡
眼鏡のモチーフは“フクロウ”
福井県鯖江で45年以上続くファクトリー「内藤眼鏡」が手掛けるアイウェアブランド。モチーフとなるのはフクロウで、その丸いフォルムなどを再現した細部までこだわりの眼鏡を展開。