意識が高いエグゼクティブが実践するべき夏の“対策美容”
年々、酷暑が進んで、とかくパフォーマンスが落ちる夏。何もしなければダメージを受け、老化街道まっしぐらな状況だ。そこで男性美容研究家の藤村 岳さん監修の下、様々な悩みを持ったビジネスエグゼクティブにカウンセリングを実施。また、トラブル防止のための厳選された夏コスメも一挙に紹介する。
悩み.アフターサウナの乾燥を改善したい!

フス・カール・秀樹さん
日本とドイツにルーツを持ち、マーケティング部門の責任者として国内戦略の策定と実行、本国との調整を行う。バックオフィスから人前に出る立場に変わったことで、清潔感のある身だしなみを意識する42歳。
ケアの必要性の気づきが意識の変革をもたらす
「子どもたちの保湿クリームは妻が安心できるものを選んでいて、それを一緒に使っています」と優しい父の目線で語るフスさん。もちろん家族兼用でもいいのだが、年齢を重ねた男性ならば自分専用があってもいい。乾燥が気になり、それに伴うエイジングサインも出ているということなので、ディズムプラスの薬用クリームが最適解。また、乾燥する飛行機での出張も多く、近頃、衰えが顕著な目元も悩みの種。「このクリームは塗ってすぐ効果を感じますね」。アウグスティヌス バーダーのふくふくとした感触に驚きを隠せない。
趣味は伝統工芸品を集めること。ナイフやテキスタイルなどすごいと思うものをネットではなく、現地まで行って直接、買うのがこだわり。先日は金沢で金箔の工芸品を購入。「ハマるととことんな性格で、最近は同僚から勧められてサウナ好きになりました。剣道で黙想するように頭を空っぽにできてリラックスできます」。
その折に気になるのは、サウナ後のケア。そこで、日本のオイル美容の元祖ともいうべき椿油のコスメを提案した。実は欧米ではサウナ後にはクリームやオイル美容は一般的だが、日本ではまだまだ。「これ1滴でこんなに伸びるんですね。肌にも髪にもつけたい。懐かしい香りがして、祖母を思い出しました」とまたもや優しい目に。そして、「美容師さんが考えた」シリーズから出ている便利アイテム、サウナ専用タオルを渡すと「これもいいですね。サウナハットと違い高級ホテルで使っても違和感がないと思います」。
「日本の血が入っているからか、ドイツでは年齢よりも若く見えるらしく年相応になりたい」と言うフスさん。現在はスキンケアにほとんど予算をかけていないが、人前に出ることも多い昨今、予算をかけるべきかもと気づく姿は、まさにビジネスマンの顔つきだった。