パオラレンティが佐藤オオキと初のコラボレーションを実現

bool(false)

Paola Lenti & nendo(パオラレンティ)
奇才nendo佐藤オオキとの初コラボレーション

佐藤オオキ氏
佐藤オオキ氏。モノクロームな作品を特徴とするnendoにとって、今回の色彩豊かなプロジェクトは異例の挑戦。単一素材、高周波熱圧着加工という単一工程だけで実現した「Hana-arashi」は、チェアとプフ、ランプ、バスケットで構成。

nendo
佐藤オオキ

デザインオフィスnendo 代表。建築からプロダクトまで、幅広い分野で活躍。東京2020五輪の聖火台デザインのほか、現在は仏高速鉄道TGV新型車両のデザイン、2025 大阪・関西万博日本政府館総合プロデューサーも担当。

4000平方メートルものミラノ初の旗艦店オープンを、新作発表の場に重ねたパオラレンティ。庭園や温室をも含む大空間は、自然と人工環境の調和を試みるブランド哲学を集約させたもの。随所に色彩豊かな新作の心地よさが漂い、まさに都会のオアシスそのものだった。

パティオ
アウトドア家具は、グリーンルーフ、トロピカルパティオなど異なる6つの庭で紹介。
Ami
新チューブコードMossで新装した「Ami」© Sergio Chimenti

特に注目を集めたのは、余剰素材に命を吹き込む「MOTTAINAI」プロジェクトの第2弾、ネンドによる「Hana-arashi」。

「色をトレンド的手段ととらえる他社と違い、自然との調和を軸に積極的に使うパオラレンティ。その視線とタイムレスなもの作りに共感しました」と佐藤氏。桜を着想源に、満開と散りゆく美の物語を、製品とその廃材に重ねて表現。縫製も接着剤も不要で溶着できる素材特性を生かし、花弁のような端材を重ねたフワッと軽快な表現が見事だ。

「儚さに美を見出す日本的美意識がヒントを与えられたら」。

Hana-arashi
敷地内では、nendoの個展「nendo:whispers of nature」も開催。雲、光や影といった見逃しがちな自然現象を形にした5つのコレクションを展示。

パオラレンティ ジャパン

URL:https://www.paolalenti.jp
 

一覧はこちら: ミラノデザインウィーク探訪

[MEN’S EX Summer 2024の記事を再構成]

2025

VOL.343

Winter

  1. 1
SmartNews
ビジネスの装いルール完全BOOK
  • Facebook
  • X
  • Instagram
  • YouTube
  • Facebook
  • X
  • Instagram
  • YouTube
pagetop