ファッションとしてはもちろん、確かな品質も備えた本格眼鏡。鯖江の老舗から世界の有名メゾンまで圧巻の1000本以上の最新フレームを1冊に網羅した『本格眼鏡大全 2024』が発売中。その中身を一部ピックアップしてご紹介する。

SOLID BLUE（ソリッドブルー）

使いやすさを徹底追求した“リアル”なデザイン

2001年にデビューした、ソリッドブルー。同ブランドが目指すのは、“THE REAL GLASSES PRODUCT”だ。細部にまで工夫を凝らしながらも、ファッションのスタイリングとの相性を重視したシンプルなアイウェアを提案している。

ブランドの特徴は、まさに「リアル」という言葉に凝縮されている。トレンドや定番のスタイルを、デイリーに掛けやすいスタイリッシュなルックスにまとめあげる手腕は、業界でも随一。近年は環境負荷の少ない素材も採用しながら、オン・オフを問わず取り入れられる、リアルなデザインに落とし込んでいる。

たとえば、最新作である「S-256」は、正面からは一見シンプルなブロウフレームに見えるが、じつは跳ね上げ機能を搭載。便利な機能をもたせつつ、クリーンな佇まいにまとめている。同モデルをはじめ、すべてのモデルが日本国内で生産され、機能性とクオリティの高さは言わずもがな。掛け心地の良さも、デイリーに使いたくなる所以だ。

また、ネイビーやオリーブなど、シックななかに個性が光るカラーリングも秀逸。スタンダードなルックスに、細部へのこだわりが宿る。それこそが、ソリッドブルーの真髄であり、支持され続けている理由だと言えるだろう。

デザイナー
鈴木康史

眼鏡メーカーで経験を積んだ後、2014年よりソリッドブルーのデザインを担当。スタイリッシュなデザインとカラーリングを得意とする。ハスキーノイズのデザイナーも兼任。